Month: July 2006

アメがん流 アメリカでの新車の買い方

(昨日の話から続く)

今回、暑い中ディーラーを渡り歩いたウチの結果は $600 below invoice 。
つまり、仕入れ値より $600 安く買うことができた。

数字上はすごそうに見えるけど、ちょっと訳がある。
アメリカは多くの車が秋口(あと1,2ヶ月後)に翌年のモデルに切り替わるので、この時期は今年モデルの在庫処分のタイミング。 ディーラーとしてもすぐ売れるのなら売ってしまいたいという気持ちがあり交渉しやすかったようだ。 それでも「かんべんしてよー、赤字なんだよー」と何度言われたことか…。

もう少しディーラーをまわれば $1000 below invoice ぐらいまでは行きそうな気がしたけど、何ぶんあの暑さだっただけに、「もういいだろう」という心の声に負けてしまった。

いろいろあった今回の新車購入だけど、得た教訓は以下のとおり。

口頭での交渉は負ける

セールスマン、およびそのマネージャは交渉の達人。 話していると見事な交渉をしてくる。 この交渉で自分の思った数字を引き出すことができる人はあまりいないと思う。

例えば、「いくらになる?」 と聞いても、「いくらなら買う?」 と言われる。 こちらが狙ってる値段を言うとどんな値段でも、「おいおい、現実的な話をしてくれよー、ここに仕入れ票とかあるんだけど Invoice がこの値段だろー、これではうちは利益が出ないよー」 なんて言われ話が続かない。かと言って彼らの方からいい数字が提示されることは絶対なく、同じやりとりを続けて結局は彼らが想定している値段を言わされて終わりになってしまう。

そんな彼らに対抗できる唯一の手段は、他の人が実際にいくらで買ったかという情報。 その値段を元に「別のディーラーでこんな数字を貰っているんだけど…」 と言うとその値段と同じ額まで落としてくることが多い。 けど、それより下がることはない(笑)ので、その最安値から少し下を言うのがコツだろうか。 ただし、下げすぎると「ありえない」と一笑されて終わるので注意。 (それはそれで底値を知るのに使えるかもしれないが)

今回、ウチはメールを使って値段交渉をし、すでに Invoice を下回っていた最安値の数字を持ってメールの返事をもらわなかったディーラーにそれより安くならないか交渉に行ってみたが、結果は惨敗。 オレの英語力不足もあるし、最後までどの色にしようか迷っていたのもあるが、終始相手のペースに乗せられた感じで、全然うまく話を運べなかった。

優柔不断は付け入るスキを与える

ディーラーに行って値段交渉をする時点で、どのグレードにしようかとか、この色もいいなぁとか、このオプションを付けようかと悩むのはよくない。 「こっちの車は人気あるんだよなー」などと言われて、値下げしてもらいにくくなる。 また、値段交渉に備えて何パターンも実勢価格調査をして記憶するのも大変。

また、自分の欲しい車が在庫に無いときはスッパリあきらめる。 とりよせるとお金がかかると言われたり、別のオプションが付いた車を割高に売りつけられるので注意。 (ウチがこのパターンにはまってちょっと高くなってしまった)

買う気を見せたら値段は下がらない

ディーラーに車を見に行って、どうしようかなぁと真剣に悩む姿を見せるとヤバイ。 相手はそんな姿を見透かして、きっと買うだろうと後の交渉で値下げを渋ってくる。 まずは値段ありきで、その値段になったらすぐ買う、ならなかったらすぐディーラーを出ていくぐらいの意思表示をしないと値段はなかなか下がらない。

そんな教訓をもとに考えた アメがん流 アメリカで新車を安く買う方法。 最安値まではいかないが、比較的簡単に安く新車を買うことができると思う。

  1. 車種、グレード、オプション、色を全て决める。 それには実際にディーラーに行って試乗するのがイチバン。 どうせ、その時には買わないので家から離れたところのディーラーがいいかも。 何回もいろいろな車に乗って、自分の中のコレというのを决める。 試乗を案内してくれたセールスマンには、「うーん1つに决められないから考えさせて」と言えばOK。 欲しい車が具体的に决まるまでは本格的な値段交渉はしない方がいい。
  2. 欲しい車が决まったら インターネットを使って近所のディーラーに見積りのリクエストを出す。(多くのディーラーのWebサイトには Web フォームかメールで見積りが出せるようになっている。 自宅付近のディーラーのWebサイトはToyota や Nissan といったメーカのWebサイトから検索できる)
  3. ディーラーから返ってくる見積りは MSRP からほんのちょっと安くなったぐらいなので、メールを使って値段交渉をする。 このときWebなどで仕入れた情報をもとに、友人がこの値段で買ったと言っていた、とかこんな値段の広告を見たなどちょっとカマしてみると、ある程度のところまでは簡単に値段が下がると思う。 直接話すと相手のペースに乗せられるので極力メールで。
  4. 同じくインターネットを使って各ディーラーの Web サイトにある New Car Inventory で在庫を探し、自分がズバリ欲しい車の在庫があるディーラーに対し、これまでに集めた情報を駆使してメールでもうちょっと具体的な交渉をする。 「ここまで下げてくれたら今日、明日にでも買いに行く」 とか書くのが切札かな。 このときに Tax 、登録費用などを含めた総費用 (out the door price) も確認しておくといい。 そうすることで、最後の契約時に意味不明な費用とかを計上されないようにできる。
  5. 一番安い見積りをくれたディーラーへ行き実際に購入する車を確認して問題が無かったら購入手続きをする。 ここで「もうちょっと安くなる?」なんてヤボなこと聞いてもほとんどの人は安くならないので交渉はメールで済ませておくのがよい

車の選択やメールを使った値段交渉に時間がかかるので、アメリカに来たばかりというように一刻も早く車が欲しいという人には向かないが、時間的に余裕のある人、少しでも安く買いたいと思っている人は参考にどうぞ。

他にもいい方法、情報とかあったらコメントに書いてもらったりトラックバック送ってください。


アメリカの新車販売

この週末が記録的な暑さだったのは前のエントリで書いたとおりだが、その間に我が家がやっていたのが、実は

カーディーラーめぐり

別に暑い日を逃れるウラ技とかじゃなくて必要に迫られてしかたなく。 おかげで買い終わったあとは夫婦2人してヘロヘロになった。 そんな中、購入に際し貴重な経験ができたがその話の前に今回はアメリカの新車販売について。

アメリカには納車という概念がない

アメリカのディーラーは基本的に現物商売。 新車を仕入れ、店に並べ、それを客が買っていく。 契約が済んだら客はそのまま乗って帰ることができる。 もちろん、オプションを細かく指定して工場で組み立てて納車という方法もなくはないが、それでも希望した車がディーラーに届くまで待って、ディーラーで買ってくるという感じで、セールスマンが商談で家に来たり、車を届けに来たりするなんてことはない。(もしかしたらポルシェとかフェラーリとかの高級車ならあるかも)

これが実現できるのは車のナンバーが届く前でも、申請中という紙を車に貼っておけば走ることができるという法律の助けもある。 アメリカに来てすぐに車を買ったときは「えっ、乗って帰れるの?」 とほんとびっくりした。

MSRP? Invoice?

MSRP は標準小売価格、 Invoice がディーラーの仕入れ値という意味。 従って車は Invoice ~ MSRP の間で売られるのが基本…なのだが場合によっては Invoice 以下だったり、大人気な車はプレミアムが上乗せされてMSRPより上になることもある。

仕入れ値より安く売ることができるのは、売った台数に応じてメーカからインセンティブボーナスが貰えたりする場合。普通は、Invoice ~ MSRP の間に 2000-5000ドル (20-50万円)ぐらいの開きがあるので、どこまで Invoice に近づけられるかが値切のポイントになる。

どれぐらいの金額が妥当かはネットでどこまで情報を集めてこれるかで勝負が决まる。 値段情報の老舗は Kerry’s Blue Book (kbb.com) というサイト。 また、MSN, Yahoo といったポータルでも Auto コーナーで各車の MSRP/Invoice の情報がわかるし、 google で

車種 年式 “over invoice”

で検索すると掲示板などで既に同じ車を買った人が購入情報を公開してくれているので参考になる。 “over invoice” というのは invoice よりいくら高かったという意味で、似たような言葉に “off MSRP” “off asking price” (定価からどれだけ値引きしてもらったか)などがある。 定価からいくら値引きされたかより、仕入れ値からこれだけしかプラスにならなかったという自慢の意味もあり、買い物上手を目指す人は “over invoice” というキーワードで見つかった結果が参考になると思う。

交渉中はどのディーラーも Invoice はこの値段なので、これ以下では赤字ないんだよーと同情を求めようとしてくる。 しかし、先に書いたようにインセンティブが貰えたりするので、そこは軽く流して他に安く買った人の情報などを信じて自分の意見を主張するのが安く買うコツ。

セールスマンは最初だけ

ディーラーに行くとほとんどの場合、セールスマンが出迎えてくれて「何探してるの?」なんて感じで話が進む。 試乗した後にこの車がいいんだけど…と具体的な商談になると、とたんにセールスマンの力は弱くなる。

下っぱのセールスマンはここまで値下げしていいという金額が决まっているようで、それ以上の値下げ交渉はその上のマネージャが出てきたり。 もっと粘るとまたその上のゼネラルマネージャみたいな人が出てきての交渉になる。 そして、交渉がまとまるとファイナンス部門の担当者が出てきて売買契約になり、最初のセールスマンはどこへやら。

車を買ったらセールスマンとはそれっきり。 ディーラーはセールス部門、サービス部門と完全に分かれていてセールス部門は売るまで、売ったあとはサービス部門の担当になるので日本のようにセールスマンが買った後に「調子はどうですか?」とか連絡くれたり、メンテナンス時に窓口となってもらえるようなことは一切ない。 逆に、買ったディーラーとメンテナンスサービスを受けるディーラーが違うのはよくあることなので、まったく気兼ねなく買ったところとは違う近くのディーラーにメンテナンスの予約とかができるようになっている。

とまぁ、こんなところかな。 明日は今回の購入で得た教訓などを元にアメがん流新車の買い方を紹介。


シリコンバレーは記録的な暑さ

日本では各地で記録的な大雨が降っているようだが、こちらではこの週末記録的な暑さに見舞われた。

このあたりは San Francisco 近辺に寒流が流れこんでいるので夏でも海に近いほど冷たい海風のおかげで涼しく、San Jose 付近の内陸地が温度が高くなるというのが傾向だが、この週末は San Francisco で36度 (97F)、 San Jose では 40度近い温度(102F)と、どちらも Record Heat (観測史上の最高気温) 89F、96F を塗りかえる記録的な猛暑となった。

普段、シリコンバレーの夏は暑くても35度ぐらい、意外に暑くなるのだが湿気が少ないので不快感は少ない。 しかも、日が沈めば冷えて朝晩は15度ぐらいまで気温が下がるという感じだ。

そんな環境なのでウチのまわりにはエアコンの付いているアパートや家はそんなに多くない。ウチもエアコンはなく小さな扇風機というか送風機1つで毎年夏をしのいでいた。 今回の猛暑で扇風機をもう1つ買おうかと店に行ってみたら…..売り切れ。 みんな考えることは同じだった。

こちらのエアコンは日本に昔よくあった窓枠に取り付けるタイプと最近多いのは本体を床に置いて熱風を逃がすホースだけを窓から外に出すというタイプが多い。 どちらのタイプも設置は買った人が自分でできるようになっているんだけど、年に何回かしか活躍しなさそうなエアコンにお金を出すべきかどうか悩むところ。 扇風機が売り切れなところからも、みんな扇風機あたりが落としどころだと思っているようだ。

また、こうやって扇風機やエアコンが売れてみんなが使うと電気の使用量が上がり電力が足りなくなるという問題もおこっているようだ。 すでに停電なエリアもあるし、 Rolling Blackout と呼ばれる強制的に停電にさせられてしまうことも準備されているらしい。

とりとめもなく書いたけど、シリコンバレーの普通の夏ってこんな感じ。 今回の暑さはほんとまいった。 早くいつもの気候に戻ってくれー。


San Jose に NBAチームがやってくる…かも?

The NBA in S.J. not dead deal yet
The latest bit of intrigue was a report in the Oklahoman, citing anonymous sources, that Larry Ellison bid $425 million for the Seattle SuperSonics with the intention of bringing them here. Sonics owners said they chose the Oklahoma investors’ $350 million bid because it offered a better chance of keeping the team in Seattle.
(最新の陰謀のようなものはオクラホマ住民の報告、匿名の情報源による、 Larry Ellison が San Jose へ本拠地を移すことを目的として Seattle SuperSonics に 4億2500万ドルによる買収の提案をしたというものだ。 Sonics のオーナーはシアトルにチームを残しておくチャンスが高いことから、 Oklahoma の投資家の 3億5000万ドルの提案を選択したと語った。)

Seattle にあるNBAのチーム Seattle Supersoncis(シアトル スーパーソニックス)が売りに出された。 今のところ Oklahoma の投資家に売られる可能性が高いと言っているが、他にも狙っている人たちがいるようだ。

その一人が Oracle の CEO Larry Ellison 。 Larry Ellison は1,2年前にもスポーツチームのオーナーになりたいと地元のチームである 49ers や Warriors にチームを売って欲しいというオファーを出したが断られていた。 そこで、売りに出た Supersonics に目をつけ、 San Jose へ移そうと考えているようだ。

また、現在 NHL (アイスホッケー) のチーム San Jose Sharks のオーナーはアイスホッケーのチームに加えて NBA のチームのオーナーになりたいという意向を示し、すでに半年ほど前からSupersonicsのオーナーに接触していたこともあり、それぞれが魅力的なオファーを出したか、2つが組んで動いたのではないかと噂を加速させている。

しかし、今のところ Seattle Supersonics のオーナーは金額は低くても移転の可能性の低いオクラホマの投資家に売ると言っており、 Larry Ellison や San Jose Sharks の計画は失敗したと思ったほうがいいのだが、 San Jose 市の市議会の議題を見ると 8/4 に引き続き NBA 移転関連の検討が入っていることから 「もしかすると….」 とかすかな希望があるのかもしれない。

San Jose に Supersonics 。 最近は Soncis もそんなに強いチームじゃないけど Warriors よりは…けど、弱小 Warriors にもヘンな愛着が。 うーん悩ましい問題だ(笑)。 移ってきて欲しいような、欲しくないような….。


はてながシリコンバレーにやってくる

ITmedia News:はてな、アメリカへ (1/3)
はてなの近藤淳也社長が日本を去る。妻ともう1人の社員1と、犬1匹を連れて。社員19人を、東京に残して。

はてなが5周年を機にシリコンバレーオフィスを作り、世界進出を図ろうとしている。 シリコンバレーという土地は、気候もよくいろんなIT企業の動きを身に感じることができるいい環境だし、日本人も多く住んでいるので「もしも」の場合も安心。 とは言え、見知らぬ地に来て、ビジネスまで立ち上げようと思いつくその考えや行動力はほんとすごいと思う。

Web サービスなんだし、わざわざアメリカじゃなくていいんじゃないという意見もあると思うが、オレはその土地向けのサービスならできればその土地ですべて開発、全部は無理にしても調整ぐらいはして欲しいと思っている。 そういう意味でもはてなのアメリカ進出は本気なんだろう。

住んでいて思うのは、同じようなモノでも日本とアメリカで微妙に違いがあるということ。 先日、アメリカの ソーシャルネットワーク MySpace が日本に進出というニュースがあったけど、既に mixi もあるし MySpace もただ日本語化するだけではアメリカのようなヒットはないだろう、とみんな思ってるだろう。 同じようなことがはてなの世界進出の場合にも言えるのではないだろうか。

それを解決するヒントは、その地に合ったサービスへ修正すること、そしてそれを行うための知識はその地に住み身につけることがイチバンだと思う。

例えばこのあたりでは住むアパートや家を探すのに craigslist.comという掲示板サイトを使って情報を集めたり、車を探すのに KBB Kerry’s Blue Book carsdirect.com といったサイトを使ったりする。 一見、日本でも見掛けそうなWeb サイトだが、そこには定番サイトになった理由がある。

5年前なら「作ってみました」という勢いだけでいけたところもあっただろうが、今の時代、世界で成功するというのはそういった地味な要素をどれだけ抑え、うまく見せることができるかがポイントになるのではないだろうか。 これまで見せた他とは違うセンスをアメリカでも開花させて欲しい。

そんなわけで、はてなのみなさんようこそシリコンバレーへ。

どこかでお会いしたらよろしくお願いします。


田臥、4度目の正直なるか、サマーリーグに挑戦

Message from Yuta: 2006年7月
サマーリーグ初日。
結果は大差をつけられて負けてしまいました。
特に後半は自分達のミスが続いてしまい、
それによって相手が勢いをつけてしまったかんじでした。

日本のメディアでも紹介されているようだけど、田臥今年は Dallas Mavericks の所属でサマーリーグに参加している。 ちょうどいい機会なので、本人のブログも併せて紹介。 サマーリーグ開始直前に声がかかって、トライアウト(選抜試験)そして選ばれたいきさつなどが書いてあって、他では読めない貴重な情報が読める。

サマーリーグは若手の登竜門と呼ばれるところで、田臥のようなFAの選手に加え、NBAのチームにドラフトで選択された選手や、入団後1,2年目の選手が集まって各々の実力を披露し、チームにアピールする場。 当然、田臥としてもここでアピールをし、10月からのキャンプに呼ばれようと頑張っているようだ。

田臥が参加しているのはLAの南、 Long Beach というところで行われている Summer Pro League というリーグ。 ただ、これまで出場時間に恵まれずイマイチ記録が残せていないのが残念。 7/12の Lakers戦で 16得点、7アシスト、2スチールというこれからに繋がりそうな記録が残せたので、ここで一気にいって欲しいところ。 これまでの課題として挙げていた、得点力がアップしているのがいい。 今年こそ、フルシーズン契約して Warriors とも戦って欲しい。


今度は岐阜の喫茶店のモーニング

今回の日本滞在中に岐阜の田舎にある喫茶店でモーニングを食べた (モーニングについてはコチラをどうぞ)。

これまた強烈なインパクトを残したのでまずは写真をどうぞ。

冷麦、ゆでたまご、トースト(レーズン入り)、中心より少し右にあるのはコーヒーゼリー、写真には写ってないけどコーヒーは別に付いてきた。 これ全部で400円。 これでもか、と出される量と、冷麦にトーストという炭水化物コンビネーションに驚く。 喫茶店によっては、モーニングに味噌汁や茶碗蒸しまで出てくるという話もあるし、もうウケるのなら何でもアリという世界なのか?

もう1つ驚いたのがこのモーニング、午後2時までやっているらしい。

そんなにやってたら、モーニングじゃないじゃん!


メイドカフェに行ってみた

でっかいヨドバシカメラができたり、電脳街からオタク街へ変わったとは聞いていたけど、もうかれこれ5,6年行ってなかった秋葉原。 変貌ぶりを実感したかったのと、噂のメイドカフェにも行ってみたかったので今回の日本旅行の目玉の1つとして予定を入れていた。

妻に話したときに引かれるかと思ったら、「私も行ってみたい」と言われ、なぜかそれに同調した日本の友人(女性)も一緒に行くことに。 みんな行ってみたいと思ってるけど、一人じゃ行けないメイドカフェってところだろうか。

maidcafe.jpg どこへ行ったらいいんだろうとネットでメイドカフェマップとか探したり、下調べしたりしたんだけど結局决まらず、最後は直前に訪れたヨドバシカメラの近くにあった「ぴなふぉあ」というメイドカフェに決定。

このお店はコチラ

情報によると電車男のロケ地としても使われた結構有名なところらしい。 オレたちが行ったときも店の中は満席で、待っている人が6,7人ぐらい店の外まで列をつくっていた。

中に入ってみると客層が意外に普通だったことにびっくり。 オレたちのように、男女混合だったり、女性同士で来ている人たちもいたりして女性率が3-4割。そのせいか雰囲気もどんよりした感はなく、ふつーの喫茶店っぽかった。 メイド服とか飾ってある内装が手作り風で、どことなく学園祭なノリを思わせたのが特徴的なぐらいだろうか? そうそう。 写真撮影は一切禁止だそうで、店内の写真は撮れなかったのが残念。

メニューはコーヒーやカプチーノなどのドリンクに加えて、オムライスやカレーなどといった食事、ケーキやパフェまで用意されている多彩ぶり。 そしてカプチーノとオムライスの場合、追加料金(100円)でメイドがお好みの字や絵を描いてくれるというサービスまで用意されているのがソレっぽい。 もちろん、オレはカプチーノ+メイドの文字入れをオーダー。「アメがん」と書いてもらってこっそり写真を撮りたいなぁなんて思っていたけど、やっぱりダメだそうでおまかせでドラえもんの絵を描いてもらった。

ドラえもんを描いてる途中にチョコレートのチューブも倒されるドジっぷりも見せてもらったり、

オレ:「ぴなふぉあってどんな意味?」
メイド:「フランス語でエプロンって意味ですー、フランス語じゃわかんないですよねー」

なんて初心者っぽい会話もかわしたり、とにかく客が多いのでメイドさんたちがあっちへこっちへと大変そうなのを眺めてたりしてそこそこ堪能。

正直、行く前はついていけないようなもっとヘンな空間かと思っていたけど、30過ぎたおっさんでも付いていけてよかった。 オレの妄想が膨らみすぎていたのか、たまたまこのお店がユルかったのか…。

その反面、恐いもの見たさ的な気持ちは満たされず次はもうちょっとディープなところも行ってみたいなんて思うのはハマりかけてる?