はてながシリコンバレーにやってくる

ITmedia News:はてな、アメリカへ (1/3)
はてなの近藤淳也社長が日本を去る。妻ともう1人の社員1と、犬1匹を連れて。社員19人を、東京に残して。

はてなが5周年を機にシリコンバレーオフィスを作り、世界進出を図ろうとしている。 シリコンバレーという土地は、気候もよくいろんなIT企業の動きを身に感じることができるいい環境だし、日本人も多く住んでいるので「もしも」の場合も安心。 とは言え、見知らぬ地に来て、ビジネスまで立ち上げようと思いつくその考えや行動力はほんとすごいと思う。

Web サービスなんだし、わざわざアメリカじゃなくていいんじゃないという意見もあると思うが、オレはその土地向けのサービスならできればその土地ですべて開発、全部は無理にしても調整ぐらいはして欲しいと思っている。 そういう意味でもはてなのアメリカ進出は本気なんだろう。

住んでいて思うのは、同じようなモノでも日本とアメリカで微妙に違いがあるということ。 先日、アメリカの ソーシャルネットワーク MySpace が日本に進出というニュースがあったけど、既に mixi もあるし MySpace もただ日本語化するだけではアメリカのようなヒットはないだろう、とみんな思ってるだろう。 同じようなことがはてなの世界進出の場合にも言えるのではないだろうか。

それを解決するヒントは、その地に合ったサービスへ修正すること、そしてそれを行うための知識はその地に住み身につけることがイチバンだと思う。

例えばこのあたりでは住むアパートや家を探すのに craigslist.comという掲示板サイトを使って情報を集めたり、車を探すのに KBB Kerry’s Blue Book carsdirect.com といったサイトを使ったりする。 一見、日本でも見掛けそうなWeb サイトだが、そこには定番サイトになった理由がある。

5年前なら「作ってみました」という勢いだけでいけたところもあっただろうが、今の時代、世界で成功するというのはそういった地味な要素をどれだけ抑え、うまく見せることができるかがポイントになるのではないだろうか。 これまで見せた他とは違うセンスをアメリカでも開花させて欲しい。

そんなわけで、はてなのみなさんようこそシリコンバレーへ。

どこかでお会いしたらよろしくお願いします。


2 Comments

  1. 待っていないで会いに行っておいでよ!

  2. おー、その発想はなかったな。
    ミツワあたりで待ち伏せるか…って一歩間違えばストーカーじゃん。

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