Month: June 2003

電話かけてくるなリスト (Do Not Call Registry)

私、ウォール真木の住んでいるミズーリ州では、Do-Not-Call List という制度があります。
これは何かというと、自宅や携帯電話にかかってくるセールス関係の電話を拒否したい場合に、州が管理しているリストに登録するシステム。こうすると、一定の業者以外はその電話番号にかけた場合法律で罰せられてしまい、$500ドルの罰金をその相手に支払わなければならないのです。

素晴しい! ダイレクトセールスの電話はとても頻繁にかかってきて、Caller ID(ナンバーディスプレイ)を使っても Out of Area (日本からの電話と同じ表示) になることが多く、間違ってとって後悔することがよくある。 それに、こちらのケータイは着信側にもお金がかかるので、うっかりとってしまってダイレクトセールスだと、シャレで済まされないし。

ただ、いろいろと例外はあるようで、FAQ によると以下の会社はこのブロックサービスの除外対象になっているため電話がかかってくるらしい。

  • long-distance phone companies (長距離電話会社)
  • airlines (航空会社)
  • banks and credit unions (銀行、信用組合)
  • the business of insurance, to the extent that it is regulated by state law. (州の法律で認められた保険業界)

あとは自分が買い物をしたときに電話番号を書いたあとでその店からかかってくるような場合もブロックしてもらえないなど、例外もいろいろある。

ま、登録は無料で間違ってかかってきたら $500 もらえるわけだし(ガセでした)、便利そうなのでさっそくうちも登録。

手順は
http://www.donotcall.gov/ へ行き、Webから登録可能。 確認メールが送られてくるのでそれに従えば完了する。 簡単だ。

サービスは2003年の 10月1日からなのでどれだけ減るか楽しみ。


NBA Draft 2003

先月の Draft Lottery からおよそ1ヶ月。

ドラフトの本番の日がやってきました。 Draft Lottery のときに書いたように、NBAのドラフトは競合抽選はなし。 Draft Lottery で決められた順番に各チームがドラフトリストに載っている選手を選んでいきます。 そのため、ドラフト10位といっても、10番目のチームにとっては1位指名の選手なわけです。 そのため、各チームの1位指名にあたる選手のことを First-round picks (ファーストラウンドピック: 1巡目の選択)、全体で1位の選手のことを No. ◯ overall picks (全体 ◯位) と呼んでいます。 この辺が日本のプロ野球のドラフトとは違うので注意が必要です。

今年の注目は超高校生ルーキーの呼び声も高い LeBron James (ルブロン ジェームズ)。 予想通りドラフト1位で選ばれました。

NBAドラフトが26日(日本時間27日)、米ニューヨークで行われ、「ジョーダンの再来」と称されるレブロン・ジェームズ(18=セントビンセント・セントメアリー高)が全体1位でキャバリアーズに指名された。

バスケはアメフト程ではないにしろ体のぶつかりあいが多いため、体が鍛えきれていない高校生には不利と言われるなか、今日のテレビ中継でも”体はNBAクラス”と言われるほどの鍛えられているらしい。 まだ試合をしてるところを見たことないので何とも言えないがおもしろそうだ。
彼に関するもう一つのトピックが上の記事の後半に書いてある

スポーツ用品メーカーのナイキと7年9000万ドル(約108億円)という前代未聞の超大型契約を結んだことでも注目されてい

という内容。

先日、結ばれたコービーブライアントとの契約が 5年4000万 – 4500万ドル 1年あたり (900万ドル)。 既に実績のある、誰もが認めるスーパースター、ついでに日本でCMまで出てるらしいコービーより、まだ実際にNBAでプレイしたことのないルブロン ジェームズの方がお金をもらってるという事実がまた彼のすごさを物語っている。

さて、話は変わって我らが Warriors。

11番目の選択で、 Mickael Pietrus (マイケル ピトルスと発音していた) というフランス人を獲得。 こちらもまた能力は未知数だが、ポジションが Guard/Forward の選手だ。 昨年も3位で Mike Dunleavey を選択して、チーム内にも Antwan Jamison, Jason Richardson と選手が揃っているのを受けて、 テレビでは解説が “You don’t have point gurards. I don’t know what the hell you’re doing? (ポイントガードはいないんだろ。 まったく何考えてるんだか)” とコメントしていた。 たしかにそうだが Point Guard をとらなかったところに、 チームは 7/1 でフリーエージェントになる一昨年のドラフト31位の Gilbert Arenas が残留と見ている、もしくは君は重要なんだと訴えるための作戦と考えるのは楽観的すぎるか…。


Panther は Jaguar より速い?

今年後半に登場するMac OS Xの次期メジャーリリース ― v10.3(開発コード名:Panther)は絶対に見逃せません。どのような目的にMacをお使いでも、この最新バージョンが「頭から尻尾の先まで」あらゆる部分が機能強化された最高の環境を提供します。

Apple が WWDC (World Wide Developer Conference) を開催し、Mac OS X の次期バージョン(コードネーム Panther)がお披露目された。

でも、

全然魅力が無いように思えるのはオレだけ? こりゃ使ってみたいと思えるのは Exposé の機能 (Exposé はキー1つで関連のある ウインドウ をまとめてくれる機能。 Windows の Alt-tab キーを派手に拡張したような感じだ。 英語の紹介ページはこちら) ぐらい。 iChat AV のビデオカンファレンス機能も面白そうだけど、既存の技術を使ってるだけと言っていたのできっと回線速度やルータなど環境を選ぶから誰でもというわけにはいかないだろうなぁ。

それ以外は今あるもののアップデートという感じで、使っていて楽しくなるようなしくみや新たな使いかたを想像させるようなものが何もない気がする。 デベロッパーカンファレンスということもあるかもしれないが、ちょっと期待していた進化とは違うという感じだった。 なんとなくこれは Windows 2000 に対する Windows XP のようなアップデートに似てるかも。 まぁこれで遅くならずに、速くなるのなら買ってもいいかな。 動物のパンサーはジャガーより速いもんだっけ?


American Juniors/Keen Eddie

American Idol が終わって始まった American Juniors 。 今度は子供の5人組グループを結成するために集められた子供たちのオーディション番組。 ただ、子供なだけにキツイ批評をするわけにもいかず、失敗したシーンを流すわけにもいかないため、American Idol の面白かった部分が無くなってしまった感じ。 ただ、出てくる子供たちの歌のうまさはもちろんのこと、「あたしの歌で世界を平和にするわ」って、オーディションに合格したあとのことまで語ってしまうその思いこみ具合に感心。 日本ではそんなたいそうなと一笑されるところだろうが、アメリカは「おー、がんばれ」とみんな応援してくれる。 この辺がアーティストやスポーツ選手などの底辺を広げているんだろうなぁ。

そうそう。審査員の一人は懐しの Deborah Gibson。 Debbie Gibsonの方が知られているだろうか、15年ほど前に最年少ビルボード1位をとったシンガーソングライター。 その後イマイチだったので、アメリカでも “あの人は今” 的な扱いだったりする。 オレも高校生のときコンサート行ったなぁ…。

話は変わって、 American Juniros の後に放送されているドラマが Keen Eddie

NYの刑事 Eddie がヘマをして、事件の追調査ということでイギリス(スコットランドヤード)に飛ばされてそこでおこる出来事が描かれてるんだけど、シリアスな展開の中にもアメリカとイギリスのカルチャーギャップがおもしろおかしく描かれていて、個人的には久々のヒットドラマ。 登場人物が一癖ありそうな人ばかりで、 この辺は踊る大捜査線のような感じ。 欲を言えば事件の解決方法にもうひとひねりあってもいいかなぁ。 イギリスアクセントの英語も堪能できます(でも聴きとりにくいー)。

ただ、すでに3回放送されたけど視聴率はどんどん降下してるらしい。 新聞などの批評でも結構いいだけに打ち切りにならずにがんばって欲しい。 DVD 出たら買うよー。


I love the 80’s

Each one-hour episode takes viewers on a stream-of-consciousness tour of one year of the Eighties with vivid flashbacks of the people, music, movies, TV shows, products, fashions, fads, trends and major events that…
(各1時間のエピソードは当時の人々、音楽、映画、TV番組、製品、ファッション、流行やおもな出来事とともに視聴者のみなさんを80年代の1年へいざないます。)

最近、ハマっているのがこの番組。 放送しているのは VH1 という MTV系列の中でもヒット曲、人気曲などを扱うチャンネル。本家MTVはReal World, Jackass, The Osbournsといった音楽とはあんまり関係ない企画ものなどが多くなってしまったため、個人的には音楽チャンネルといえば VH1 という感じ。 他にも The Greatest (グレートアルバムベスト100 といったカウントダウン番組)などオススメ番組がいろいろあるが、最近始まった I love the 80’s というシリーズは80年代中の1年を1時間かけてまとめるというもの。 80年代が小中高時代だったオレは「あー、なつかしー」の連続。

ベストヒットUSAなどを見ていた世代にはたまらないと思う。 アメリカに住んでる人はぜひ、チャンネルを合わせて見てみて。 日本にいる人ごめんなさい。 そのうちDVD化されると思うので、それまで待ってください。


オトナ語

オトナたちが何をしゃべっているのかが、わからない!
ときどき、ふっと意識が遠のいてしまうのだ。
「スケジュールを切っといてね」って・・・・。
スケジュールって、切るものだったのか?
オファーかける?スタンスが見える?ケイタイに振る?
そして、ぼくはスポーツもしてないのに、
「選手」と呼ばれたりしている。

スラッシュドット(J)経由。 カテゴリがどこに入るかわからないけど、おもしろいので紹介。 会社に入って使うようになる、よくよく考えるとなんじゃこりゃってな言葉が並んでいる。 前の会社にいたときに「てれこ」 がわからなくてマジに聞いた憶えがあるなぁ。

部分的に英語を使うってのがパターンとしてあるみたいだけど、 こちらでも ASAP (エイサップとか習った記憶もあるけど、こちらではエイエスエイピーと言われる) といった省略語は普通に使われる。 メールに限っていえば BTW(By the way: ところで) も有名かな。


NBA Finals

1ヶ月以上に渡って続いたプレイオフも残すは NBA Finals だけ。 Finals に駒をすすめたチームはWestern Conference からは San Antonio Spurs と Eastern Conference からは New Jersey Nets になりました。

San Antonio Spurs は Conference Final で Dallas Mavericks 相手に 6戦までもつれた末出場を決めた(Mavsは故障者続出のため惜しかった)のに対し、New Jersey Nets は Playoff 1st Round の途中から負けなしの10連勝という圧倒的な強さで出場を決めた。 しかし、今の NBA は西高東低と言われるように西の方に強いチームが集まっていると言われている。 今の Nets でも San Antonio に勝つのは難しいだろうというのが大方の見方。 けど、個人的には New Jersey に勝ってもらいたい。理由は後述。

先ほど第1戦が行われて、少しだけTVで見た。 試合は San Antonio で行われたが東海岸の人にも見てもらえるようにカリフォルニア時間で夕方 5:30 から(San Antonio で 6:30, New York で 8:30) という時間で放送されるので生で見るのは大変。 というわけで、後半を見た限りではインサイドが完全に San Antonio のものになっていて、New Jersey が攻めあぐねていた。 San Antonio は苦しくなったら PF の Tim Duncan (今年のMVP) のポストプレイに負かせ、それを確実に決めてくるところで攻撃のリズムを作っている。 New Jersey が勝つためには速攻を中心とした早めの攻めとDuncun をダブルチームで早めに潰し San Antonio をリズムにのせないようにするところがポイントだろう。

話は変わって、New Jersey の PG の Jason Kidd は 今の NBA ナンバーワン PG の呼び声も高い。 しかも、今年 FA が予定されていて各チームが狙っている。 Kidd は Warriors が本拠地としてる Oakland の出身なだけに、今年New Jerseyで NBA制覇して、心おきなく Warriors に移ってくれたりなんかしないかなー ってのが New Jersey を応援する理由なわけです。


SKKの封印を解く

大学時代。SKKという日本語入力システムに出逢った。

簡単に言ってしまえば、この方式はペンで文章を書く感覚に近い。

詳しくはこのサイトの記述を見てもらいたい。自分が言いたいことは全部書いてある。

ペンで文章を書くとき、「頭から」文章を書いていくはずだ。まず次の単語を漢字にするか平仮名にするか決めてから、文字を書く、あたりまえだ。 しかし、今のIMはそうなってない。まず音声イメージがあって、「どこを漢字にするか」は変換キーを押してから考えることになる。どっちがいいとは言えないだろうけど、「頭から」方式のIMがあってもいいじゃないか。それが、SKKだ(T-codeの存在も主張する人がいるだろうが)。

唯一の欠点が、上のサイトにも書いてあるとおり、入力方式が他の日本語入力システムと激しく違うところ。当時の自分は「こいつは便利だけど、ハマると他の入力システムで打てなくなる」と気づき、SKKを封印することにした。

つい最近、Windows 付属のIME の変換効率の悪さに不満があったので調べてみたら、このSKKいまや、Windows(SKKIME) でも Mac OS X (AquaSKK) でも使えるようになっている。普段自分が触れるどのシステムでもSKKが使えるのなら、もう封印を解いてもいいだろうということで、導入してみた。

たまんねぇ。 大学時代のあの経験がよみがえる。

Shiftキー、Controlキーを多用するため、人によっては小指がつりそうになるかもしれないが、このサイトの文章を書くぐらいなら問題無いと思う。 変換効率がグングン上がっていって、自分好みになっていくこともあるんだろうけど、”skkを普及したい” にも書いてあるように、思考の後戻りが無いことがいいんだろうなぁ。 あとは、家や会社のシステム間でユーザ辞書の共有が簡単にできればあとはカンペキだ。(ユーザ辞書はテキストファイルなんでコピーすれば一発なんだけど、もう一歩ラクにするような何かが欲しいんだよねぇ)

何となく今の日本語入力システムって違和感あるなぁ。と感じている人はダメモトで是非試してみて欲しい。全員に当てはまるとは思わないが、中には共感する人もいるかも。