Microsoft Natural Ergonomic Keyboard 4000 を使ってみた

理想のキーボード探しの一環。 今の世の中、キータッチがいいものを探すのは大変なので、それ以外のポイントで探した方がいいんじゃないか、というアドバイスと、 キーボードが真ん中から分かれたエルゴノミックキーボードが、肩こり軽減にいいよという話を聞いて、そのタイプで評判の高いマイクロソフトの、Microsoft Natural Ergonomic Keyboard 4000 というのを買ってみた。

こんなキーボード。 結構デカイ。

keyboard.jpg

で、結論から書いてしまうと残念ながらオレには合わなかった。

期待していたキーボードが真ん中から分かれていることで良くなるどころか悪いことばかりだったのが主な理由。

まずは、手がハの字のように軽く広がることで、パームレストにあたる部分が小指の下あたりになり、使い続けていたら手が痛くなってきた。

これだけなら、これを機に自分の姿勢を直すことも可能だったが、もう一つ問題だったのが B キーの位置。 自分ではタッチタイプできてると思っていたのだが、知らず知らずのうち B キーを右手の人差し指で打っていた。 しかし、B は左手の人差し指で押すのが正しいため、エルゴキーボードでも左側に配置されている。

bkey.jpg

こうなるとタイプミスはもちろん、Emacs キーバインドを使っているオレは Control-B で苦労するようになってしまった。

Control-B は Emacs 使いの人はご存知の通り、カーソルを1文字分左に動かすというキーバインドでよく使われる。 A の左に置き替えた Control キーと B キーを左手だけで押そうとすると距離があるので慣れないと押しにくいし、対でよく使う Control-F (カーソルを1文字分右に動かす) と合わせて使おうとするともっとツライ。

これまでは 左手の小指で Control キーを押し、右手と左手の人差指 で F と B をそれぞれ押していたので(自分としては)カーソルの左右の移動が簡単にできたのだが、これを左手だけでやろうとすると左手の人差し指が行ったり来たりして大変。

Emacs キーバインドが好きって言ってたけど、エセでした。 本物の Emacs 使いは本当に左手だけでカーソルの左右の移動をこなしてるんだろうか? 不思議だ…。
ということで、使っていても手が痛くなるぐらいだし、キーも押しづらくなるなら普通のタイプのキーボードでいいやということでリターンしてしまった。

そうそう、キータッチはやはりヘコヘコだった。 やっぱりもうちょっとクリック感のあるキーボードを探そうかなぁ。


2 Comments

  1. 左下のオリジナルの位置にあるCtrlキーは、左手の小指球(小指の付け根と手首の間くらいの柔らかい部分)で使っています。
    Ctrl+Bも左手だけで操作できますし、楽ですし、結構お薦めですよ。
    ただ、laptopキーボードを使う場合に不便なことが欠点です。
    アメリカでは簡単に返品できるので、いいシステム?ですよね。

  2. あー、そのキーの押し方は昔聞いたことがあります。
    その時試したときは、そんなにいいとは思わなかったのですが、もう一度試してみようかな。
    以前も書きましたが、アメリカのリターンの文化は結構すごいなぁと思います。ただ、オンラインショッピングではリターンするのはめんどくさかったり、送り返すお金や Restocking fee といった手数料がかかるのが問題ですね。

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