サンフランシスコ日本町 for sale

Japantown for sale
On its 100th anniversary, Japantown is up for sale. The heart of the neighborhood’s economic and cultural life, including a movie theater, two malls and two hotels, are being sold,
(100周年の年に、日本町が売りに出されている。
映画館、2つのモール、そして2つのホテルを含む、近所の人々の経済的および文化的な生活の中心が売りに出されている。)

ロスアンジェルスのリトルトーキョーという日本に関連したお店やレストランが集まったエリアがあるのは聞いたことがあるだろうか? サンフランシコにもリトルトーキョーより規模は小さいが数ブロックにわたり日本関連のお店が集まったエリアがあり、San Francisco Japan Town (サンフランシスコ 日本町、ジャパンタウン) と呼ばれている。

日本町だけあって、春には桜まつり(Cherry Blossom Festival)、夏には盆まつり (Summer Festival、昨年の夏に行ったこともあった) などが開かれ、ちょっと違いはあるけど良くも悪くも日本らしさを感じさせる場所だった。

このエリアのオーナーが近鉄エンタープライズオブアメリカという会社で、ジャパンタウンから利益が出ないため、昨年末に日本町全体を売りに出したようだ。

ちょっと残念な話だが、ジャパンタウンに関してはあまりいい印象がない。 文化を残しているいうより手をかけてなくて(かけられなくて?) 時代に取りのこされていて、いろんなところに中途半端さを感じる。 ウチからは車で1時間弱かかることもあり、年に数えるほどしか訪れない場所だというのが正直なところだ。

変化を恐れてるんじゃないかと思うが、無理に古さにこだわらなければ日本の文化というのはまだまだ価値はあるんじゃないかと思う。 日本のアニメやマンガはアメリカの子供たちにも浸透しているし、鮨をはじめとした日本食や、日本食プラスアメリカンやフレンチといったフュージョン系のレストランもアメリカ人に人気がある。 こういったところをうまく活かして特徴が出せればウチももっと行くのだろうが…。

記事によると2月までにホテルが、3月までにモールの買い手を見つけたいというようなことも書いてあるが、それまでに見つからなかったらどうなるんだろうか? 何とか新しいオーナーの元に、魅力的な日本町として生まれ変わって欲しい。

おまけ:
ロスアンジェルスではリトルトーキョーに対し、サンフランシスコの日本町は
リトルオーサカ (Little Osaka)
と言われてるそうな。 アメリカに住みはじめて Yahoo! Map で見つけた時には思わず笑ってしまった。 (Yahoo! Map, Wikipedia)


3 Comments

  1. >文化を残しているいうより手をかけてなくて
    後継者がいないんでしょうね。一世の人たちは、お茶や盆栽といった日本文化を一生懸命広めたけど、世代が変わるにつれてそういう気持ちも薄らいでるって話を聞いたことがあります。

  2. 恥ずかしながら、文化を残そうという気持ちは私も薄いですね。
    ジャパンタウンに望むものとしては、文化というより生活の拠点のようなモノを期待してしまいます。 それも今の日本を表しているのではないかと思いますが、うまくバランスをとった解決策が見つかるのがイチバンでしょうか。

  3. サンフランシスコのジャパンタウン存亡の危機

    サンフランシスコのジャパンタウンの土地建物の75%を持つ近鉄アメリカ(Kintesu of America Corporation)が、不動産を売却する予定だ。さらに、映画館 AMC Kabuki Theatre (日本やアジアの映画を良く…

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