日本ではカーナビの機能として一般的になったVICS (道路交通情報システム、いわゆる渋滞情報)。

アメリカではまだカーナビが少しづつ普及してきているような状態なので、まだそういったシステムはない。(けど、Acura がそんなカーナビを出してたような…。 もしかしたらできつつあるのかも。) 代わりに、専用端末に渋滞情報を配信するこんなサービスがロスやシアトルで展開されていて、最近サンフランシスコエリアでも始まった。

Traffic Gauge (トラフィック ゲージ) は、専用端末を販売し、その端末に渋滞情報を定期的に配信するというシステムだ。 サンフランシスコエリアであれば下の写真のような感じになる。 見られる情報は主要フリーウェイの渋滞情報のみだが、このあたりの交通事情はだいたいこれでカバーされている感じだろう。


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Palm のような見た目のこの端末、どこでも使える汎用のものではなく、自分の住む地域専用の端末になっている。

その分シンプルで、操作ボタンは液晶のバックライト(と、たぶん電源)スイッチだけ。 メニューとか画面切り替えとか考えなくても使えるようなモノになっている。 雰囲気は昔のLCDゲームのようなチープさが漂うが、万人が使うこういった端末としてはいい割切り方をしていると思う。 日本と違って特定地域でもある程度のユーザ数が見込めるアメリカならではだろうが。

端末の値段がおよそ $80。 これに渋滞情報サービスを受けるために月々 $7 の料金がかかる。

最近はケータイで渋滞情報が見られるとかあるかもしれないが、いわゆるプッシュで情報が更新され、一覧性の高いこういった端末は、毎日通勤にフリーウェイを使う人にはいい選択肢の一つになりそう。