Mac OS X 10.4 Tiger ファーストインプレッション

遅ればせながら買いました、 Mac OS X 10.4 Tiger 。

うちの 液晶 iMac (G4 700MHz, メモリ 512MB) では新技術は荷が重いのではないか心配だったが、店頭にあったiBook (G4 1.2GHz)、しかもメモリが 256MB だったのに、思った以上に軽快に動いていて「これはイケそうだ」 と感じたのが最後の決め手となった。

家に帰ってその晩、インストールをしてみたがインストーラの動きからしてキビキビしていて驚いた。 利用許諾を “Accept (日本語では承諾する?)” ときに出てくるダイアログ(シートダイアログだっけ?) の動きも素早い。 レジストレーションの時の画面がクルクル回るところも小気味よい。 使っててうれしくなるぞ。

これまで使っていたのは iMac を買ったときに付いてきたMac OS X 10.2 Jaguar 。 10.0 から始まった Aqua な Mac OS X の完成形としてそこそこ評価されたOSで、オレも結構お気に入りだった。 そんなこともあり、Mac OS X 10.3 Panther は見送り、今回の 10.4 となったわけだが、 2世代後のOSでスピードが上がるとは思いもしなかった (とはいっても 10.2と比較して速くなっただけで、古いハードなだけに全体のもっさり感は残っている)。

ただ、全てのインストールが終わったところでひとつ問題が…。

Spotlight のインデックス作成だ。 コイツが動きだすとマシンがひっぱられてしまう気がする。

インデックス作成用のプロセスはバックグラウンドで常に動いていて、ファイルが作成されたり変更されたタイミングでできるだけ普通の作業を邪魔しないようにインデックスを変更するようだが、OSのインストール直後や、大きなアプリケーションのインストール直後は少し手を休めるとすぐにインデックスの更新プロセスが走りだし、作業が少しひっかかるような動きがある。 アイドル状態のタイミングの計り方に改良の余地があるのではないだろうか?

Spotlight の機能そのものは思った以上に便利。 これまでWindows で Google Desktop Search を使っていたが、それと比べるとタイプしていくと検索結果がすぐ表示されるところが気軽に検索をかけられてイイ。 Google Desktop Search は、インターネット検索とシームレスに検索ができるような仕組みになっていたが、デスクトプ検索はいかに速く目的のファイルを見つけられるかが勝負。 その点でSpotlight のアプローチの方が上回っていると感じた。 特にタイプしていくと検索結果が表示される機能は、これからのデスクトップ検索には必須ではないかと思うぐらい便利だ。

Dashboard も見た目が派手だし、中身が HTML/CSS/JavaScript で書かれているというところも興味深い。 Webとの親和性が高いことから、常にではないが、たまに見たくなるようなWebの情報を表示するためのツールとしての使われかたが期待できそうだ。 Webサービスはますますデータを提供するところに専念し、表示はクライアントでというリッチクライアントの流れに拍車がかかるかもしれない。

そうそう。 これで、Paper Case のテストもできるようになった。 とりあえず、Webページはちゃんと表示されているようだし、Tiger の Preview は Papercase の生成したPDFをきちんと表示してくれるようなので安心。

これから使いこんでいくと、遅くなったりダメなところも見えてくるかも知れないが、ファーストインプレッションとしては十分合格点をあげたい。


1 Comment

  1. はじめまして。
    アメリカ在住のマックユーザー初心者です。
    こんな素敵な情報を掲載して下さってるブログを発見して感激中。
    今までWindows一本やりだったんで、
    画像のコピーや保存の仕方すらもわからない女です(恥)。
    どうぞよろしくお願いします(勝手に)。

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