Month: December 2007

電飾とクリスマス音楽 – その3 The Nutcracker (くるみ割り人形)

クリスマス特集の最後はチャイコフスキーのThe Nutcracker(くるみ割り人形)。

クリスマスの夜を題材にしたバレエということもあり、毎年、この時期になるといろんなところでこの演目のバレエが行われている。 もはや定番中の定番という感じで、このバレエでも使われるチャイコフスキー作曲のこの曲(の一部)がいろんなところでも使われている。

日本にいる間は、くるみ割り人形といえば March (行進曲) ぐらいしか知らなかったんだけど、アメリカではこの曲より、今回紹介した “Dance of the Sugar Plum Fairy” (金平糖の精の踊り) や Trepak (トレパック) という曲の方がよく使われているような。 言われてみると Trepak はクリスマス映画の音楽でもよく聞くような…。


この曲が Trepak

探していたら “Dance of the Sugar Plum Fairy” の Trans-Siberian Orchestra 版もあった。 もうクリスマスソングは何でもやりますって感じだな。 このユニットにカバーされたら定番決定なのかも…。

では、Happy Holidays!


電飾とクリスマス音楽 – その2 Carol of the Bells

クリスマス特集、第2段は Carol of the Bells という曲。

もとはウクライナ民謡で古くからある曲なのだが、映画 “Home Alone” で使われ一躍有名になった。 特に、この曲は単調だが特徴的なリズムに合わせるように歌詞がついているため、替え歌がCMやコメディー番組などでよく使われている。

この映像に移っている電飾は ユタ州に住む、Richard Holdman さんという人の作品。 45,000個の電球が使われているとのこと。 リンク先ではジングルベル版など、いろんな映像がアップされている。 YouTube よりキレイなのもいいなぁ。

また、昨日紹介した Carson Williams も昨年この曲をつかってディスプレイをやっていたらしい。 ただ、オリジナルではなく Trans-Siberian Orchestra がロック調にアレンジした “Christmas Eve/Sarajevo (12/24)” という曲が使われている。 TSO版の方がメリハリがあるだけに電飾にマッチしてるかもしれない。


電飾とクリスマス音楽 – その1 Wizards In Winter

間もなくクリスマス。 最近は日本でもちょくちょく見かけるようになったけど、この時期アメリカの家のまわりは電球で囲まれて楽しくなる。 しかも、数年前からは電飾と音楽をシンクロさせて、さらに魅せるようになってきた。 たぶん、きっかけはこのヘンかな?

流れている曲は Trans-Siberian Orchestra (TSO と略される, トランス サイベリアン オーケストラ) というユニットの “Wizards In Winter” という曲。 2004年のアルバム The Lost Christmas Eve に収録されている曲だが、ブームになったきっかけは上の映像だった。

この映像は、電気技師 の Carson Williams という人が自宅の庭を3000個の電球を使って装飾し、家のまわりでだけ聞こえるような微弱なFM電波で流される曲に合わせて動くようにプログラムされたのを観客が撮影したらしい。これがネットで公開され大ヒット。 2005年の年末には Miller Lite (Light にかけている) というビールのコマーシャルにも使われた。 (CMの映像はコチラ)

もともと TSO がロックオペラという形でクリスマスを題材にしたアルバムや演奏活動をやっていたこともあり、この曲はクリスマスを代表する曲として人々の中に定着したようだ。

ほかにもこういった曲や映像があるので、アメリカでよくかかる曲の紹介と合わせて、クリスマスまで紹介していこうと思っている。

Wizards In Winter は輸入盤しかないようですが、このアルバムに収録されてます

The Lost Christmas Eve The Lost Christmas Eve
Trans-Siberian Orchestra


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iPhone は日本の携帯キャリアにとって両刃の剣になりそうな予感

KDDIもiPhoneについてアップルと交渉–auの冬商戦は苦戦中:モバイルチャンネル – CNET Japan

ただし、小野寺氏によれば、アップルはGSMの次にW-CDMAへの対応を考えているようだという。KDDIとしても利益を上げられるビジネスモデルを確立することが難しいといい、auでの投入は見送ることになりそうだ。

iPhone の日本での販売権をめぐる戦いが繰り広げられているようだが、なんとしてでも欲しいと動いている NTT Docomo や Softbank に比べると au (KDDI) はちょっとは冷めた様子。 でも、オレは KDDI の対応が正しいんじゃないかと思っている。
もちろん、iPhone を日本で発売すれば、Apple ブランド、iPhone ブランドということであっという間に十万台ぐらいの売上げは記録し、ヒット商品になるのは確実だと思う。
しかし問題はそれから。 アメリカの携帯キャリアは日本のように、冬モデルや夏モデルといった決まった時期に端末を販売するということはしてないし、そもそも 905シリーズ、Xシリーズのようなシリーズ展開をしているわけではない。 機能は端末ごとにまちまち、発売時期や期間もバラバラというのがアメリカの携帯事情。
こんなアメリカの携帯文化の中にいる Apple が携帯キャリアのシリーズ展開に合わせて製品の開発や販売をしてくれるとはとても思えない。
開発という点では、たかだか十万台のために Apple の開発者が iMode ブラウザ や デコメ といった仕組みに対応してくれるとも思えない。着うたなんて iTunes Store とカブってるので実現なんてありえないだろう。
iPhone は間もなく SDK がリリースされるようなので、それを使って3rd パーティが開発し携帯キャリア側でバンドルするような方法もできなくないが、アメリカのように Apple Store でも販売されることを考えるとこのヘンの仕組み作りも大変だろう。
1年ほど前に MotoRAZR が NTT Docomo から発売されたときも同じことを思ったが、このときは勢いだけで売ってすぐ販売終了という手でうまく逃げた感がある。 鳴り物入りで投入される iPhone に同じ手が使えるかどうか…。
iPhone は日本の携帯文化の中では物凄く異端な存在。 ヒットは保証されているだろうが、うまく付きあっていくには相当の努力がいるだろう。 単純に機能比較すると今のところ iPhone は日本の携帯電話と比べると勝てる点は少ないという事実もある。 ある程度のブームが去ったところでジワジワとダメージを受けるようなことにならないことを期待したい。 いっそのこと、iPhone は Apple Store だけで売ってキャリアは裏方に徹する (契約料だけで稼ぐ) ぐらいの割り切りをした方が幸せになれるかも。


“ペーパーケース” が日経パソコンで紹介されました

まだ古いサーバで運用しているけど、数少ない自作サービスのひとつ “ペーパーケース (Paper Case) ” 。 普通紙に印刷して折り紙すると、あら不思議 CDやDVDのディスクを入れるケースができてしまうというモノ。 オレも普段から車で聞くCDやバックアップしたDVDなどを整理するのに使っていて、手前味噌ながらもとっても重宝している。
そんなペーパーケースが日経パソコンの記者さんの目に止まり、現在発売中の日経パソコン (12/10号) の特集の中で紹介してもらえることになった。 (担当者の方、献本をわざわざアメリカまで送っていただきありがとうございました)
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さっそく、記事を見たという方から機能追加の要望も届いたりと反応も良好でうれしい限り。 日経パソコンは本屋では買えないんだっけ? 職場などで講読している方はぜひ目を通してみてください。 年末の大掃除に合わせて、パソコン周辺の整理術という特集でとってもためになりそう。
おっと忘れるとこだった。 ペーパーケースもよろしくお願いします。


お札を折って iPhone/iPod touch のスタンドにするワザ

Engadget (英語版) の記事 より (きっと日本語訳されたのも出るでしょう)。 $100 紙幣を折って iPhone/iPod touch のスタンドにするという小技が紹介されていた。 ちょっと折り方が複雑だが、出来上がりは結構好き。

ムービーの最後にあるように$1札でもオッケーだし、もちろんプリント用紙などをお札と同じ縦横比に切って作ってもオッケー。 あえて$100 を使うことでインパクトを与えるとともに、ジョークが利いてていい。
ちなみに、アメリカの $100紙幣は Wikipedia によると 7.4218 × 3.125 in ≅ 189 × 79 mm デス。 A4 なら長辺を使って 297mm x 124mm に切るか、短辺を使って210mm x 88mm にするといいかな。
iPhone のスタンドは充電用で横置きできないし、iPod touch にはスタンドが付いてこない。 折り方を覚えておいて、ちょっとした紙で台を作れるとビデオを見るときとかに重宝しそう。


田臥勇太、NBADL の Anaheim Arsenal と契約

お待たせしました!

NBDL Anaheim Arsenalでプレーすることになりました。

本人のブログでも書かれているが、NBADL (NBA のマイナーリーグ) の開幕直前にカットされていた田臥勇太が同じ NBADL の Anaheim Arsenal (アナハイムアーセナル) と契約することになった。
プロスポーツ選手にとって、何よりもプレイする場がないというのはツライもの。 田臥が新しいチームと契約できたことはうれしいニュースだ。
昨年トレードで Warriors にやってきた Stephen Jackson (スティーブン ジャクソン) はすぐカッとなる性格が災いして、前のチームで問題児的な扱いをされていたが、Warriors へ来てこれまで以上に開花、平均得点も15点前後だったのが20点前後に延びチームに欠かせない選手となった。
そして、Warriors でイマイチだった Mike Dunleavey Jr. (マイクダンリービー ジュニア) は同じトレードでチームを変わってから同じく平均得点が5点ほど伸びている。
どこででも活躍できるのが一番なんだろうが、選手を活かすか殺すかは、チームやカントクによるところが大きいのが事実。 田臥も前の Bakersfield Jam ではうまくいかなかったが Anaheim Arsenal で今度こそNBA行きのきっかけを掴んで欲しい。


シリコンバレーを皮肉るパロディビデオ “Here Comes Another Bubble”

ウェブ時代を2分45秒で把握できる『Here Comes Another Bubble』
かなり皮肉っぽい感じではありますが、今ウェブで起きていることをさくっとまとめた映像がありました。軽快な音楽のわりにメッセージは強烈ですよw。よくできています。

すげぇ面白い。 タイトルを翻訳すると “次のバブルがやってきた” って感じなんだけど、ウェブというより最近のシリコンバレーの様子をうまく突いてると思う。 この中で歌われているように成功した人たちがまわりにいる中、景気のいい話を聞くたびに「ちょっとバブってんじゃね?」なんて思って何もできないオレのような人たちもいっぱいいたり(笑)して、ある意味当事者なだけに余計に笑えるのかも。
原曲は Billy Joel の 1989年のヒット曲 “We Didn’t Start The Fire” (邦題はなぜだか “ハートにファイア”)。 この曲は Billy Joel の曲の中でも異色なモノで、サビ以外は 1949年から 1989年の間に起こった事件や有名人などを順に並べているだけという変わった作りになっている。 そのためか歴史の教材として学校で使われることもあるらしい。
オフィシャルなPVはコチラで見られるが、変わった作りの曲なため、下のビデオのような解説ビデオや パロディビデオも多く作られている。 それをわかった上で “Here Comes Another Bubble” を見るとその良さがよりわかるんじゃないかな。

“Here Comes Another Bubble” の中でブログを皮肉って “Won’t you blog about this song?” (この歌のブログを書いてみたら?) なんて歌詞も出てくるんだけど、その通りまんまと乗せられてしまった…。


激混み Stanford の理由は…

今使っているウチの羽毛布団 (Down Conforter) はオレの渡米直後の7年ぐらい前に買った安物で、羽は隅に寄ってしまいそろそろ買えどきかなぁと思っていた。 そんな気持ちに追い撃ちをかけるように、日本に行っていたときに実家で使った羽毛布団がとっても気持ちよく買い換えを決意。 以前、友人も買ってイイと書いて いた Palo Alto にある寝具屋さんに行くことにした。
ところが、車が多くなかなか店に辿りつけない。 ダフ屋がチケット売る、買うなんてやっていてお店近くのStanford 大学で何かの試合があるようだった。 寝具屋さんの入っているショッピングモールの駐車場もこの試合の観客用に一部開放されるぐらいで、買い物客にはいい迷惑。
寝具屋では、愛想のいいオバちゃんが細かい説明をしてくれて購入を決意。 支払いを終えると、オバちゃんが「ここに来るまで渋滞すごくなかった?」 なんて言ってきた。 「すごい渋滞で来るまで大変だったよ」 なんて言うと、「今日はStanford と UC Berklery のフットボールの試合があるのよー」なんて話に。
どんどんエスカレートしていき、
「Stanford なんて大して強くないのにこんなに人が集まるのはみんな(ビジネス)のコネクション作りのためなのよ」、
「Tale gate party (試合前に早く来て駐車場で酒飲んだりBBQとかして気分を盛り上がるパーティ) なんかもコネ作りや金の話ばっかり」、
「今週は、大学もホテル借りてパーティを開いて Fund Raising (寄付金集め) しちゃったり、それにまた金持ちが集まるのよねー」、
「Palo Alto って家の庭に木を一本植えるのにも市の許可とかいるんだけど、Stanford は別格で、そんな許可なく好き勝手できちゃう。 金持ってるからね」、
「最近なんか Sand Hill のあたりにでっかいホテル作ろうとしてるでしょ。 どうもバイオ系のベンチャーとか集めるのに必死になってるみたいよ。」
なんてことまで話が広がってしまった。
どこまでがホントの話かわからないけど、 ただのスポーツの試合じゃない雰囲気はあったが、あの混み具合のウラにはこんなことがあったのか…。
そうそう。 買った羽毛布団は日本のものほどの厚みはないがその分軽く寝ていてもあまり気にならない。 でも、このあたりの気候なら十分な暖かさを保ってくれた。 実はこれまで2枚のConforterを重ねて使っていたのだが、これなら新しく買ったやつ1枚で十分そう。
ちなみに試合は Stanford が勝利。 (あんまり弱いわけでもなさそうじゃん)