一つ前のチップに関するエントリの最後に載せた写真、お金の単位が $ になっていることに気付いただろうか? メキシコではペソという通貨が使われているのだが、このペソも $ と書かれていた。

ややこしいことにメキシコ、特にカンクンではアメリカのドル (以降 USD) も普通に使える。 $ を見てどっちだろうと悩んだこともしばしば。

ほんとかどうかあやしいけど、メキシコの人はペソよりUSDの方がインフレに強く、価値があって喜ばれるという話を聞いたことがある。 そうでなくても、USDで払うときに USD1 = 10 peso といった独自レートで計算したりするのでメキシコの人はちょっとトクするといった事情も関係していると思う。

ちなみに、このエントリを書いている時点で USD1 = 10.9 peso ぐらい。 (詳しくは Google に聞いてみると便利)。 カンクンで入った oxxo というコンビニでは店内に為替レートを表示しドル換算機能をもったレジを使って、きっちり計算しているところもあった。

おつりはドルで返してもらえたり、これまた独自レートでペソで返してもらえたりといろいろ。 ドルしか持っていなくても次第にペソは増えていく。

日本から行く人はペソに両替していくのかな? もし、レートがそんなによくなかったり、簡単に手に入らないようだったらアメリカドルで持っていくというのも一つの手だと思う。 $1=10pesoもいいレートとは言えないが…。

アメリカから行く人はメキシコのATMでペソを下ろすというのも一つの手。 ウチも1度使ったがレートはそんなに悪くなかった (当時でUSD1 = 10.77 pesoぐらい)。 ただ手数料がかかることもあるので、一度にたくさん下ろすか、ネットバンク等の手数料のかからないカードじゃないと割が合わないかも。

そんな感じで、ほとんどのところがアメリカドルでも使える。 特に重宝すると思ったのが USD の 1ドル札。 チップなどでよく使うのだけどメキシコでは10ペソはコインなのでUSDの1ドル札の方が使いやすい。 もし、手持ちになかったらホテルのカウンターでくずしてもらえるのでお願いしよう。 (ペソに両替する必要はない)。