夕刊フジBLOG
急性虫垂炎の治療にかかる平均的総医療費の国際比較を見ても、日本の診療報酬が非常に安く設定されていることがわかる。これはどういうことなのか。
夕刊フジに面白い興味深い記事が。
急性虫垂炎(いわゆる盲腸)の手術をするためにかかるお金を各都市ごとに比較して、日本の急性虫垂炎の手術入院費がとても低く医者も儲からないからやりたがらないという話なのだが、日本の手術入院費 38万円以上にアメリカの手術入院費が異常だ。
ニューヨークの 243万9000円に始まり、一番安いボストンでも169万円とまさに桁違い。 アメリカに住んでいる人なら健康保険に入ることでそのうちの何割かを払うのだが、日本の健康保険のように一律ではなく、働いている会社が提供してくれる健康保険のリストの中から掛金とそのリターンのバランスを比較して自分で選ぶという形になっている。 そして、上限が决められていたり、手術は別扱いになっていることも多いので場合によってものすごい金額を請求されることもある。
ありがたいことに、オレはアメリカに来てあまり医者にかかったことがないのだが、それでも身についた知識は、医者が検査や薬などを勧めても「それっていくらぐらいかかる?」、「健康保険が支払ってくれる?」という質問をすること。 それを聞いて納得した上で受けないと、あとで請求される金額に「そんなはずでは…」と後悔してしまうことになってしまう。 アメリカで医者にかかるのはほんとやっかいです。
アメリカでは盲腸は切らずに治すことが多いと聞いたことがあったが、今思うとそういう薬とかが発達しているのではなく、手術すると物凄い金額を請求されるのでそれ以外の方法を探そうとする患者の意思なんじゃないだろうか。
そうそう。手術と同じで ER (救命救急、ドラマでも有名)やAmbulance(救急車) も、お世話になると後でものすごい請求が来るというので有名です。 アメリカでお世話になるときは注意を。
参考: AIUのページ
2005年12月6日 at 7:03 PM
逆に、日本は医療費は全国一律だけど、サービスも一律なので、余計なお金を払ってでももっといい医療サービスを受けたい、というお金持ちにとっては、日本よりもアメリカとかのやり方のほうがいいみたいね。(確か、大橋巨泉の本にそのようなことが書いてあったような)
まぁ、全員中流を建前とする日本と、階層社会を体現するアメリカの違いか。どっちがいいか悪いかという話ではなく。
2005年12月6日 at 8:06 PM
San JoseでERに一回、FloridaでAmbulance-ERコースに一回お世話になりましたが、そんなに法外な請求はありませんでしたよ。せいぜい200-300ドルくらいだったと思います。幸いに軽症&保険適用だったためかもしれませんが。
2005年12月6日 at 8:36 PM
money さん、
どっちがいいんだろうなぁ。 実際住んでみると、病気で弱っているのに追い討ちをかけるように高い医療費が請求されるのは結構ツライものがあります。 ものすごい手術とかなら違うのかもしれないけど、金額が高い分いい医療が受けられるかというとそうでもないみたいだし。
Go さん、
保険が効いても $200 ってことは保険が無かったから軽く $1000 越えそうですね。 日本でも救命救急にかかったことないのであまり比較できないのですが、$200でも結構な金額だと思いますよ。
2005年12月7日 at 11:48 AM
世界一の医療…なのか
まあ、さんざん語り尽くされていることだけれど、アメリカの医療費は世界一高い。
2005年12月8日 at 11:37 PM
盲腸ってクスリで治せるんですか?
僕が小学校の時、お腹が痛くなって医者へ行ったら、「軽い盲腸だけど、切るまでもないからクスリで散らしておきましょう」って言われました。うろ覚えなんだけど、その時は「再発する可能性があるけど、そうなったら切りましょうね」といわれた気がします。再発するのかなぁ、それとも、そのクスリで治っているのかなぁ。ちょっと気になる・・・
でも、一番気になるのは、「夕刊フジ」なんてどっから入手できるんすか?
web版があるのかな?
2005年12月8日 at 11:47 PM
たしか、散らすと同意だったと思います。
もう切らないとどうしようもないという緊急事態以外は、散らして済ませるという感じなんじゃないかなぁと。 実態はよくわかってないです。
夕刊フジはBLOGです。
上の引用記事のリンクから飛べますよ。
一風変わったネタが多くて結構好きなんですよね。
2005年12月11日 at 1:31 PM
あ、失礼!
引用部分に”夕刊フジBLOG”って書いてある上、リンクまであったのねー。見逃してました。