SF番組専門のケーブルテレビ局『サイファイ・チャンネル』で、『バトルスター・ギャラクティカ』[邦題『宇宙空母ギャラクティカ』]の新しいミニシリーズがまもなく放映される。製作者側は、1970年代のSFテレビシリーズの古典を「リ・イマジネーション(再創造)」したこの作品は、より暗く、よりリアリズムに徹したものになると断言している。

Battlestar Galactica。 日本では宇宙空母ギャラクティカという名で20年以上前に見た記憶があった。 なつかしいなぁ。 当時、とくに人気があったわけじゃなかったけど、中学生になったころで Star Wars を始めSF 作品を面白いと思いだしたころだったので、金曜ロードショーでやっていたのをワクワクしながら見た記憶がある。 最近、リメイク版が製作されたというので、Tivo にしかけておきやっと見ることができた。

前編と後編、2時間づつの結構なボリューム。 始まった直後は登場人物の紹介にかなりの時間が割かれ、テンポがイマイチだったが、それが生きたのか後半は結構面白い展開だった。昔のシリーズの話は全然忘れていたので純粋に新しいSF作品として楽むことができたが、最後の方で「あぁ、そういえばそうだった」とオリジナルを思い起こさせるような展開へ繋がったのはニクい演出だ。 ただ、Wired の記事にもあるように結構現実的な描写が多く、重いシーンもいくつかあり、能天気なSF作品だったと記憶に残るオリジナルに比べると雰囲気は暗い。

いちおう話は一段落したが、もちろん目的は全然達成されてないし、謎もまだまだ残っているが、この出来なら続編の製作も期待できそうだ。きっと日本でもテレビ映画として放送されそうな気がする。 そのときは是非前編だけでなく後編も見て評価することをおすすめする。