gooの独自調査によると、全検索回数のうち約12%に日本語独特の表記ゆれが発生しているという。現状、Googleの検索エンジンでは「コンピュータ」と「コンピューター」のような音引きの有無などは補正されているが、それ以外の「引越し」と「引越」などは別々の検索結果が表示される。gooではこの点に注目し、独自開発の「表記ゆれ自動補正機能」を搭載することにより、検索時に「引越し」と入力した場合、「引越」や「引っ越し」も“or検索”して検索結果としてあわせて表示する仕組みになっている。これにより、キーワードによっては数倍の検索結果が表示されるという。

Google が出現するまではオレのメイン検索エンジンだった Goo。

しばらくは独自エンジンでがんばっていたが最近は ラインセンスを受けて Google のエンジンを使っていた。 最近はどこのポータルサイトも検索エンジンは Google というのが多いようだが、Goo はその上にひとつ皮を被せることで差別化をしているようだ。

Gooがやろうとしていることは英語でいうスペルチェッカに近いもの。 入力された検索ワードが微妙に間違っていた場合でも、自前で用意した情報からコレと思うものを類推し、自動的に検索ワードを追加してくれる。 あったらいいなと思う機能が実装されていて、Google の検索結果は必要でも Google のページから検索しなくてもいいと思ってしまった。 これがポータルサイトとして自社のサイトに囲い込もうとする差別化なのかと今さらながら気づかせてくれた。 こんな人がここにいるだけでも今回の機能拡張は成功だったのではないだろうか。

さしあたって、 Google Deskbar に Goo を登録をしよう(笑)。 Goo にもこの前紹介したウチのリダイレクトサービスが有効だ。

  • Goo
    http://google.andore.com/?url=http://search.goo.ne.jp/web.jsp?MT={1}
  • 教えて! Goo (人力検索, はてな?と同じようなものだが質問が細かくカテゴリに分けられていてこっちの方が探しやすい)
    http://google.andore.com/?enc=euc-jp&url=http://oshiete1.goo.ne.jp/goo_search.php3?dummy=%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB&kw={1}

そして、Goo のような仕組みに気付いたことで 自分でも Google のSDKを使って新しい検索サービスが提供できそうな気がしてきた。 今後のネタにできるかもしれない。