Beatles’ record producer and arranger George Martin—the Fifth Beatle—once said: “You’ve never really heard Sgt Pepper until you’ve heard it in mono.” As it turned out after hours of listening tests, it’s completely true.

(ビートルズのレコードプロデューサーで編曲者、5番目のビートルズとも呼ばれるジョージマーティン はかつて語った 「Sgt Pepper はモノラルで聞かなきゃ本物じゃない」 数時間にわたって聴いた結果、これはまぎれもない真実だ。)

引用元: Gizmodo – Sorry Stereo, But Beatles in Mono Rocks a Lot More – Beatles.

ビールトルズの有名なアルバム Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (サージェントペッパーズロンリーハーツクラブバンド)。先日の英語版 Gizmodo に興味深い記事が載っていた。

現在 CDでリリースされている Sgt. Pepper のCD はステレオ版だがこれ以外にモノラル版が存在し、そっちの方が出来がいいらしい。

Wikipedia の Sgt. Pepper の英語のページにも興味深い情報が書かれている。

The Beatles were present during the mixing of the album in mono and the LP was originally released as such alongside a stereo mix prepared by Abbey Road engineers led by Geoff Emerick; the Beatles themselves did not attend the mixing of the stereo version. (The mono version is now out of print on vinyl and was not officially released on CD.) The two mixes are fundamentally different.

(ビートルズはモノ版のアルバムのミキシングに立ちあい、LP はアビーロードのエンジニア、ジェフ エメリックがミックスしたステレオ版とともにリリースされた: ビートルズ自身はステレオ版のミキシングには参加しなかった (モノバージョンは現在絶版で、CDでは公式にリリースされなかった)。 この2つのミックスは根本から異なっている。

引用元: Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band – Wikipedia, the free encyclopedia.

ビートルズの時代はモノラルからステレオへの過渡期のようで、初期のアルバムなんかはステレオでもボーカルは左からギターは右からといった大雑把なチャンネルの振り分けをしてたりする。 Sgt. Pepper のアルバムの1曲目、タイトル曲もそんな感じで、立体感はあるんだけど何だかスカスカな印象を受ける。

モノラル版はそれだけじゃなく、She’s Leaving Home はステレオ版よりテンポが速く、逆に Lucy in the Sky with Diamonds はテンポが遅くなっていたり、SE として使われる客のノイズやタイミングが 違っていたりと曲そのものも少し変わっているらしい。そして、このモノ版の方こそビートルズのメンバーが立ち合って作成された方だと聞くと、マニアとしてはたまらない。

うおー、聴いてみたいぞモノラル版。と思ったら、今年(2009年)の9月9日に新しく発売されるデジタルリマスター版にはモノラル版の初CD化も入ってるとのこと。(日本語サイトの情報)  モノラル版はボックスしかないけどこりゃ大人買いか?

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