Month: October 2005

Video iPod は出るのか?

Probably Totally-fake video iPod mockup roundup – Engadget – www.engadget.com
There must really be a demand for this video iPod thing you kids have been talking about because we’ve received roughly six hundred fifty thousand tips over the last couple of days of the various supposed incarnations this thing could take.
(噂されている Video iPod のようなものへの欲求は確かにあるようだ、というのもこの実現間近なモノの情報がおよそ650ほど寄せられたからだ。)

10/12 に Apple がスペシャルイベントを開くという案内を出して以来、ネットが蜂の巣をつついたような騒ぎに見舞われている。

その招待状にはステージのカーテンが写されていたことから、本命はその時公開されるのは、Video iPod が本命のようだ。 アメリカの有名なサイト Engadget では、集められたさまざまなリーク写真をまとめて、人々の関心が高いことを紹介している。

写真のほとんどはPhotoshopを使ったフェイクのようだが、その中でオレがウケたのが No. 14 にリンクされている コレ。 往年の名(迷)PDAをベースにしたモノだ。

でも、Video iPod … 出るかなぁ。

発売されても見る映像がなければ宝の持ち腐れになってしまうと思うんだけど…。

手持ちのDVDを Video iPod に持っていくというのはDVDのプロテクトを破ることになるため Apple としては推奨できないだろうし、Web 上にあるビデオも、ほとんどがストリーミングだから保存を推奨するわけにもいかないだろう。

もし、Video iPod と同時に Video Store ができたとしても、始めからそんなに買えるわけじゃないのであまり嬉しくない。 なので今 Video iPod を出しても 最初は「キターーーー」と盛り上るかもしれないが、 いずれ 「使う???」 と冷めてしまうような気がする。
そんなことからオレの予想は、招待状のデザインからムービー関連のナニかだと思うが、今回は Video iPod じゃなくて Mac/PC をベースにしたムービー管理ソリューションなんじゃないかと思う。

まずはそこで、iTunes Video Store のような映像販売ソリューションや、Podcasts のように、映像をストリーミングじゃなくて配信するような形へと移行させる仕組づくりを狙う。 もしかすると、 テレビ番組の録画や再生に長けたメディアセンターになるような Mac/Powerbook シリーズの発売なんかもあるかもしれない。

Video iPod があるとしたら、このソリューションがうまくいき定着したころ(早くても半年~1年ぐらい?)ではないだろうか。

この予想が当たるか外れるかはわからないけど、こういうネタを提供してくれる Apple が健在なのはうれしいね。


なんだかすごかった屋根の貼り替え

うちのアパートのすぐ近くで朝から何かやっていた。

見てみるとどうやら屋根の貼り替えをしているらしい。なんだかものすごかったので写真を撮ってみた。

RoofRepair.jpg

トラックの荷台を上にもちあげ、何人もの大人が屋根を剥してそこに投げこんでいる。
家を持ってるわけじゃないので詳しくはわからないのだが、アメリカでは一度建てた家は結構長く使うところが多い(たしか今住んでるアパートも築30年以上たってる)。 当然傷むところもでてくるので悪くなってきた部分を修理・交換というのが結構頻繁に行われるようだ。

この家は業者に頼んだようだが、自分でやる人向けの How to なんてのもあった。こんなこと個人でやってしまうなんてすごい。 Home Depot (ホーム デポ)のようなちょっとした体育館ぐらいありそうな、日曜大工、リフォームのお店が繁盛するはずだなぁ。

久々に、なんだかアメリカンなものを見た朝だった。


永久に使える懐中電灯

米で注目を集める究極のハイテク・サバイバルツール – CNET Japan
しかし、だからといって、科学技術者らが未来の非常用持ち出しキットの発明を止めてしまうわけではない。彼らは、最も基本的なニーズに応える技術を開発しようとしており、そのなかには下水をスポーツドリンクに変えられるものや、長時間使用が可能なライト、低体温状態の被害者を電気を使わずに救うための技術などがある。

アメリカはチャンスの国、チャレンジの国とよく言われるように、一発逆転を狙ったアイデア商品というのは昔からよく発売されている。このCNet Japan記事を読むと最近はナノテクとかバイオを利用したハイテクものも出てきているようだが、記事の途中に少しだけふれている電源不要の懐中電灯というのは、数年前から実際に発売されていて、結構魅力的だ。

EverLife Flashlight (リンク先は音声付きムービーが再生されるので注意、商品名は エバーライフ フラッシュライトと読む) というのは、電池を入れなくても使用する前に30秒ほど振れば2,3分間使えるようになるという懐中電灯。

一般の人には、そんな頻繁に使うものではない懐中電灯なだけに、いざという時に電池が切れているということは少なからずあること。電池無しで使えるというウリ文句は結構魅力的だ。 …とは言いつつも、大きさや重さはどうなのか、30秒も振るのは大変じゃないのか? という疑問もあり実物を触ってから買おうと思ってウチもまだ買っていないのだが。(使ってる人います?)

Everlife Flashlight のサイトには “AS SEEN ON TV” というテレビガイドのロゴのようなものが載っているように、この商品はよく、Information (インフォメーション)と呼ばれる1,2分のCMとして放送されている。(トップページのムービーがそれ)

AS SEEN ON TV は “テレビで見たとおり” という意味で、テレビでCMが流れている商品にはだいたいこのロゴが付いている。 そして、その商品ばかりを集めているのがその名のとおり As seen on TV というサイト。 王様のアイデアのような感じで見ているだけで結構楽しめる。Everlife Flashlight ももちろん紹介されている。 直営店もあるので、アメリカで見つけたらいい時間潰しになるかも。


アメリカのDVD

この週末、シリコンバレーエリアにある大きな家電量販店の Fry’s というお店へ。
特に欲しいものがあるわけでもなかったが、店内のDVDコーナーを見ていたら物凄い値札をハッケン。

Forrest Gump (Special Edition) – $5.99

先日テレビでやっていたのを久々に見ていいなぁと思っていたのでこれを機に買ってしまった。 もちろん新品。トムハンクス主演、アカデミー賞を6部門獲得したあの映画のDVD。

もう10年以上前の映画だが、DVDとしては昨年発売された特別ディスク付きのもので、日本のアマゾンでは何と

B0007XG6BW フォレスト・ガンプ 一期一会
トム・ハンクス ロバート・ゼメキス サリー・フィールド


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

¥4,935 という値段が付けられている。

この差はちょっと極端かもしれないけど、アメリカのDVDは日本のものと比べて安い。新作が20ドル(2200円)程度、旧作になると10~15ドル(1100-1700円)程度という値段が付けられている。

じゃあ、アメリカで売られている日本のDVDはどうなのかと言うと…

しばらく前に買ったガンダム(ファースト)の映画3部作のDVDボックスは42ドル(4600円)程度だった。 (amazon.com では今でも 45ドル)。 日本語音声に加え、英語音声や字幕も入ったものだったのに…である。

対して amazon.co.jp では映画1本で 8190円。アメリカと同じく3作まとめたら24570円!!! ここまで高いと気軽な気持では買えないなぁ。

日本で売られるDVDは ライセンス代金、日本語字幕などのため値段が上がってしまうという話は聞いたことがあるが、もっと根本的なところで値段の付け方が違っているような気がする。

以前友人と、娯楽モノの価値基準はCD1枚の値段より上か下かで决まるというCD本位制なんじゃないかと言ってたことがあるが、この数字を目の当たりにするとさらにその気持ちが強まった。

日本では音楽CDの多くがだいたい3000円で売られている。音楽CDより情報量の多いDVDが3000円以下で売られるのはヘンだ。 じゃあ、それ以上でも大丈夫だろうという感じで値段が付けられてしまう。 対して音楽CD(アルバム)がだいたい $10 (1100円) で売られているアメリカでは、DVD $20 ぐらいというところが妥当な値段という計算になるわけ。 ゲームなんかも同じことがあてはまりそう。(アメリカではPS2でも$50を越えるゲームはほとんどない) ということはCDの値段が下がったり、再販制度がなくなるとDVDをはじめとゲームなんかも値段が下がるんじゃないだろうか?


Sura先生 引退の危機

ESPN.com – NBA – Thursday roundup: Sura not optimistic about surgery
Point guard Bob Sura will undergo surgery Thursday to fix a bothersome right knee. The Rockets guard isn’t optimistic, however. Sura says that the surgery may determine if he will be forced to retire.
ポイントガードのBob Sura(ボブ スーラ)は煩わしい右膝の手術をする予定だ。 しかしながら、ロケッツのガードである Sura は「この手術によって強制的に引退が決まってしまうかもしれない」と語るように楽観的ではない。

2年ほど前まで Warriors に所属し、空回りするハッスルプレイが人々の心を魅了した Bob Sura。 このサイトでも Sura 先生の愛称で何度か登場しているが、32歳の彼は膝の故障に悩まされていて引退の危機にさらされている。

1昨年、Warriors から Detroit Pistons (デトロイト ピストンズ)へトレードされた後、シーズン途中に再びトレードされ、Atlanta Hawks (アトランタ ホークス)へ。 ここで先発PG(ポイントガード)として一気に開花。

Atlanta では 3試合連続トリプルダブル(得点、アシスト、リバウンドすべてが2桁を記録すること) という偉業が残せそうだったが、3試合目に自身の外れたシュートをリバウンドして、10個目としたのだが、シュートを故意に外した(=ゴールを狙わなかったのでシュートとカウントされなかった) としてリバウンドも無効になり夢の記録になってしまうというように、やはり記録より記憶に残る選手だった。

昨年にはFAでヤオミンのいる Houston Rockets (ヒューストン ロケッツ) へ移籍。 先発PGとして出場して、安住の地がみつかったという感じだっただけに、この膝の手術は残念だ。
彼のヒザの調子はは関節炎、軟骨の損傷、骨と骨がぶつかっているなど、結構ひどい模様。 たとえ今回直ったとしても、シーズン前半(もしくは、シーズンのほとんど?)を棒にふり、また再発する可能性も考えると、彼が引退を覚悟するのもわかるような気がする。 ただ、なぜキャンプイン直前の今になって手術を決意したのかは疑問が残る。

ただ、チームは戻ってくることを期待しているとコメントしているので、そういう場がある間は何とかしてあのハッスルプレイを見せて欲しい。