日本でももう報道されていると思うが、日本が打ち上げた観測衛星「かぐや」に驚いた。

「かぐや」は月に向かうノウハウの蓄積と、月のまわりを周回して情報を集めるために作られた衛星。 14種類の計測機器に加え、NHK の提供でハイビジョンカメラを積んでいる。 このハイビジョンカメラがこれまでなら信じられないようなクオリティの映像を送ってきてくれている。

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月周回衛星「かぐや(SELENE)」 – TOP

先日撮影された、月面越しに地球が昇っていく「地球の出」とその逆の「地球の入り」は特に素晴しい。 衛星がゆっくりと月の上空を動き、それに合わせて地球が登ったり沈んだりする映像は映画とは違った圧倒的なリアルを感じさせてくれる。

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月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)による「地球の出」撮影の成功について

20年以上前にボイジャーが土星を撮影した映像とかが出て世間を賑わしたんだけど、その時映像の転送に結構時間がかかる(画像1枚に20分ぐらいだったかな、結構あやしい)という話を記憶してるんだけど、今回のハイビジョンなデータの転送ってどれくらい時間がかかるんだろう。 しかも動画となるとものすごいデータ量になりそう。 今はリンクのスピードは速くなってるのかなぁ。 本筋から外れてしまうけど、こういった情報も知りたいね。

普段あまり派手な情報公開をしないと思っていた JAXA だけど、今回は結構がんばってると思う。 こうやってアメリカにいても情報が手に入るのはうれしい。 今後もこの流れを進めて日本の宇宙開発の存在を世界に発信してもらいたい。