大日本印刷は3月15日、Webサイト上で、スーパーなどの広告を地域ごとに閲覧できるサービス「オリコミーオ!」の利用可能地域に、名古屋市内とその近郊を追加した。また、同サービスをASP形式で提供するサービスも本格始動する。

折込チラシといったら、インターネット全盛の今でも地元の情報を得るためのいい情報源だろう。 新聞記事はオンラインでも読めるので、新聞そのものより折込チラシが目当てで新聞をとっている人もいるのではないだろうか。

そんな新聞業界の聖域だった折込チラシにもインターネットが入りこんできた。 愛知県にあるうちの実家もサービスの範囲に入っていたが、まだほとんど広告が表示されない。 仕組みができたばっかりで、どれくらいの人が見るかわからないので広告も集めにくいので仕方がないと思うが、広告を表示する側も、出す側もそんなに手間がかからないことから、これからはこういった仕組みが一般的になっていきそうな気がする。

そうなると、今まで、折込チラシを見るために講読していた人たちがいなくなるわけで、新聞社は危機感を持っているのだろうか? もちろん、インターネットを使わない人も多いのでこの流れは急には進まないだろうが、オレたちのような世代が増えてくるにつれて新聞社はつらくなるだろう(すでに、今でも変化の兆しは現れてると思うが…)。

なのに、新聞社のWebサイトはディープリンク禁止だの、引用するなだの、インターネットはみんなやってるからうちもやってるといった噂があるように、どうも本腰を入れてるように見えない。 インターネットの折込広告と合わせて定期購読のような仕組みを提供して囲い込むようにするとか、もっと人を集めて、広告収入を上げるようにするとか、講読料に頼らない収支体制を今のうちから作っていかないと大変なことになってしまわないのだろうか。