昨日書いた Google Code Jam 2003 は topcoder.com というところのエンジンを使って行われていた。

この、 topcoder.com が結構面白そうだ。

ここでは毎週のようにプログラミングコンテストを開いて、世界中から参加者が集まってきている。 topcoder.com はそれをうまく発展させて、Google Code Jam のような冠コンテストの開催(Google Code Jam は人材採用のため)、転職情報の提供、アルバイト的なソフトウェアコンポーネントの開発といったように企業との連携もしている。

プログラマ(というより Coder: コーダー)からすれば職務で必要な自分のスキルが数値化されることで企業に対しアピールできるし、企業からすれば限られた時間内の面接だけでなく、実績を知った上で職に合った有能なプログラマを雇うことができる。

それに、Google Code Jam のように問題とテストケースを用意して、それを通るプログラムを開発してもらうというスタイルは、コーディング仕事を外注へ発注するときにお互いの責任範囲も明確になり、有効ではないだろうか。 発注する側の負担は増えるけど、このプロジェクトを何人月でといったどんぶり勘定でいくより確実だし、テストファーストといった手法があることからもありえない話ではない。 (現実はそうはいかないこともわかるが…。)  そして発注先にこういったコミュニティを利用することで下手な外注よりクオリティの高いコードがローコストで手にいれることができる。

コンテストのシステムは特許をとっているようだし、他にも改良の余地はあるだろうが、topcoder.com のような仕組みを日本でうまく立ちあげられたら日本のソフトウェア産業に一石投じられるのでは? とマジで考えてしまった。