昨日の予想通り、今朝の Apple のイベントで 新型 iPod が発表された。 発表の内容は以下の通り。
- iTunes Store で Ringtone (着うた) 販売開始、1曲 99セント。 iTunes に曲の好きな部分だけを取りだせる機能を追加。
- iPod Shuffle が新色に。 (PRODUCT) RED カラーも追加。 1GB で $79。
- iPod Nano でビデオ再生、カバーフロー、ゲームをサポート。 4GB で $149, 8GB で $199。
- これまでのハードディスク iPod の後継として、iPod Classic 発表。 80GB で $249。 160GB で $349。
- タッチスクリーン iPod、 “iPod touch” 発表。 Wi-Fi、iTunes WiFi Store、Safari、YouTube サポート。 8GB で $299、16GB で $399。
- iPhone 8GB が $599 から $399 に大幅値下げ。 4GB は販売終了(在庫分は $299 で販売)。
Nano がスタイリッシュなデザインから、豆 iPod 的なデザインになったところに好みが分かれそうだが、総じて魅力的なラインナップだと思う。
個人的に期待していたワイドスクリーン iPod も正式に発表された。 機能的にも マルチタッチ、Wi-Fi、Safari 搭載となって昨日書いたように買いたい熱が一気にきた…..のだが、
ストレージにフ
ラッシュメモリを採用したことにより容量が 8GB モデルと 16GB モデルに留まったのが残念。 “すぐにでも買ってしまいそう。”
なんて昨日のエントリで書いたが、この容量ではちょっと悩んでしまう。 30GB ぐらいでいいからハードディスクを積んで欲しかった…。
容量に関しては残念だが、おかげで iPod と iPhone の機能が似てしまい住みわけが大変なんじゃないかと心配していたことに関しては面白い展開になっている。
Apple がこの住みわけ問題の解決策として行ったのは iPhone 8GB を $399
へと値下げして同じ価格帯にするというものだった。 この値下げによって Apple としては iPhone
を特別なものではなく、iPod 機能をコアにしたワイドスクリーン、マルチタッチの製品群としてひとくくりにしたと言えるんじゃないだろうか。
ワイドスクリー
ンな iPod を買うにあたって、携帯電話+α の機能が欲しければ iPhone, メモリ容量が欲しければ iPod touch
16GB、安くというなら iPod touch の 8GB モデルと考えればより多くの人の要望に答えることができる。 日本のように
iPhone が出荷できない国でもマルチタッチな製品が展開できる強みもある。
そういう点から見ると、iPod touch で iPhone と同じフラッシュメモリ技術を採用したことで機能的な差を少なくして、最終的には一番機能豊富な iPhone へと促そうとしているとも読める。 Apple からすると生産ラインを共用できるというメリットもあるし。
アメリカではワイドスクリーン iPod が出たら買おうなんて思っていた人も一部は iPhone に流れそう。 日本では iPhone 待ってた人たちが iPod touch に流れそうだね。 オレは…どうしようかなぁ。 うーん。
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