Month: February 2005

スーパーボール2005 のCM

前回のエントリで書いたように、昨日アメフトの全米一位を決定するスーパボールが行われた。

全米一の人気スポーツであるアメフトの頂上決戦ということで毎年、多くの注目を浴びる。 そんなスーパーボールのテレビ中継は視聴率も稼げることから、そこで放送されるCMはいろんな会社が趣向凝らして作ってくるのでオレは毎年楽しみにしている。

放送されたCMは iFilm のスーパーボールコーナー で公開されている。 見逃した人、アメリカにいない人も観ることはできるので、時間のある人はぜひどうぞ。

オレの今年のベスト5はこんな感じ (JavaScript が使われていたため、直接リンクが貼れなかったので、上のiFilmのページへ行ったあとに、同じタイトルのリンクをクリックしてください)

Bud Light: Parachutin
コテコテのオチなんだけどインパクトがあった

GoDaddy.com: Strapless
知らない人が観てもなんじゃこりゃという内容だが、実はドメインレジストラのCM。 こんなんで何億もCM代を使ってもいいのか?

Fedex Dancing Burt
Fedex が研究したスーパーボールでウケるCMの10のポイントとは?

McDonalds: Lincoln Fry
先日、eBay にて聖母マリア様の顔が浮きでたトーストが落札されたことを皮肉ってリンカーンのようなシルエットのフライドポテトがみつかったと大騒ぎ。最後に落札するのは….。 Webサイトもある。 http://lincolnfry.yahoo.com/

Frito Lay: MC Hammer Makes a Comeback
おぉ、MC ハマー。 少年が放つ “Where have you been?” という質問は全米中が思っていたことだろう。

毎年アメリカの経済の状況でCMのラインナップが変わると言われている。 5年ほど前は ドットコム企業ばかりだったらしいし、数年前はマトリックスをはじめ、映画会社の予告編が目立った。 今年の傾向としては車業界のCMが増えたように思う。 さて、来年はどうなっているだろうか?

そうそう。 Paul McCartney はポロリもなく “Drive My Car” – “Get Back” – “Live and let die” – “Hey Jude” という4曲を演奏。 バンドは、1人メンバーが変わった? でも、相変らず丁寧な演奏でさすがという感じ。 “Live and let die” は屋外ということで、いつもの花火がものすごいスケールで打ち上がってサイコーだった。


Paul McCartney のスーパーボールハーフタイムショーはどうなる?

When did McCartney become wholesome?
“I don’t expect a wardrobe malfunction,” McCartney joked Thursday. “I had an inkling that my invitation had something to do with what happened last year.”
(「wardrobe malfunction はやらない」マッカートニーは木曜日の会見でジョークを語った。 「私が選ばれたのは昨年のようなことを起こさないためだとわかっている」)

昨年、ジャネットジャクソンがパフォーマンス中に胸を露出するという冗談だか、マジだったのかわからないハプニングがあって以来、その理由として使われた wardrobe malfunction (衣裳の不備) という言葉がジョークとして使われるようになった。 アメリカで流行語大賞があったら間違いなく上位に喰い込む言葉だっただろう。

さて、今年のスーパーボールは今度の日曜日 2/6 に行われる。

ハーフタイムショーは 御歳60 を越えたポールマッカートニー。 個人的にはポロリとは関係なくうれしい人選なんだけど、彼が選ばれたということより、ポロリの翌年のパフォーマンスがどうなるかというところに注目が集まっているところはちょっと悲しい。 ポールはどちらかと言えば Let it be や Hey Jude といったスローな曲で有名だが、スーパーボールというお祭りの場でどんな曲を演奏するのだろうか楽しみだ?

「wardrobe malfunction はやらない。」 なんてジョークとしては弱いと思ったら、会見の映像をニュースで見たら 「wardrobe malfunction はやらない。 だって裸でステージに立つんだから」 というジョークだった。 ┐(´ー`)┌ヤレヤレ


似非セグウェイ

クイズ番組の景品の一つとして紹介されていたこの商品。 一見するとSegway と見間違えるぐらいだが、よーく見ると大きなタイヤの後ろに補助輪のようなタイヤが…。

この商品は rad2go という会社が発売している Q という商品。 Segway が1台 $4000 ぐらいなのに対し、Q は $1000 とおよそ 1/4 の値段。 ジャイロを使い2輪にして人を乗せて動くことができるSegway に比べると、コンパクトなスペースに4輪を納めてしまうという安直で、あまり見栄えがよくないながらもSegwayが目指したことがほとんど達成できてしまっているような気がする。

Q のようなまさにセグウェイという乗り物はもちろんのこと、キックボードタイプをはじめ最近はいろんなメーカから電動スクーターを販売している。 こういった製品が人々の需要をそれなりに満たしていると Segway はますます売り上げがあがらないだろうなぁ。