小切手のおかげで、実現できたアメリカならではのモノがメールインリベートという制度。
買うときは少し高めでも、あとで手続きすると小切手が送られてくるので結果的に割引になるというセール方法のひとつ。 郵便で小切手(お金)を簡単に送れるからこそできた制度だ。
メールインリベートはこんな感じで広告に表示されている。
$19.99 の横に Save $50 After Rebates というのがあって、下に $20 mail-in rebate という風に書かれている。
この広告の見方は、まずレジでは $69.99 (カリフォルニアでは +消費税) を払う。 メールインリベートの手続きをすれば $20 の小切手が送られてくる。 もし、アップグレードをする人の場合は同じくメールインリベートの手続きすれば$30 の小切手が送られてくるという風に見る。 すべてが当てはまり、手続きをした場合のみ最大 $50 安くなるのに、$19.99 という数字が堂々と書いてあるので注意しないといけない。
何でこんなややこしい方法をしてるかと言うと、ややこしくすることでメーカやお店がお金を返さなくて済むから(笑)。 昔の職場で聞いた話ではメールインリベートで実際にお金が戻る人は全購入者の約40% という話だった。 つまり、売る側からしてみると売るときに値下げして売るより、後からお金を返した方がもうかるというわけ。
確かにその通りで、思いつくだけでも下に挙げるだけのチェックポイントをのりこえないとメールインリベートは現金にならない。 しかもメーカはこのうち1つでもダメだった場合、ここが悪かったから再申請しろなどとは言ってはくれず、黙って何も送らないだけだ。
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買ってから期限以内にメールインリベートの手続きを始めるか
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リベート申請用の書類、レシートが揃っているか(リベートの書類は言わないと貰えないこともある)
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書類は正しく書けているか
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製品のバーコードなど、一緒に送らなければいけないモノが揃っているか。 (バーコードは大抵、製品の箱から切りとったモノが必要な場合が多い。 こうすることで製品を返品できなくなるから)
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メールインリベートの小切手が送られてきたあと現金化するか (メールインリベートの小切手は、発行日から2,3ヶ月以内に使わないと無効になる)
逆にいえば、これらをクリアすればちゃんと小切手が送られてくると知っていたので、オレはアメリカに来てから積極的にメールインリベート製品に手を出してきた。
今まで20件ぐらい手続きして回収できなかったのは1件だけ。 この前もパソコン買ったあと、3箇所にメールインリベートの手続きをして $150, $150, $100 と合計$400を取り戻した(もう銀行で現金化済み)。
というわけで、アメリカならではのメールインリベート制度。 アメリカに住んでいる人はこのエントリを参考に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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