Month: July 2004

メールインリベート

小切手のおかげで、実現できたアメリカならではのモノがメールインリベートという制度。

買うときは少し高めでも、あとで手続きすると小切手が送られてくるので結果的に割引になるというセール方法のひとつ。 郵便で小切手(お金)を簡単に送れるからこそできた制度だ。

メールインリベートはこんな感じで広告に表示されている。

mailinrebate.jpg

$19.99 の横に Save $50 After Rebates というのがあって、下に $20 mail-in rebate という風に書かれている。

この広告の見方は、まずレジでは $69.99 (カリフォルニアでは +消費税) を払う。 メールインリベートの手続きをすれば $20 の小切手が送られてくる。 もし、アップグレードをする人の場合は同じくメールインリベートの手続きすれば$30 の小切手が送られてくるという風に見る。 すべてが当てはまり、手続きをした場合のみ最大 $50 安くなるのに、$19.99 という数字が堂々と書いてあるので注意しないといけない。

何でこんなややこしい方法をしてるかと言うと、ややこしくすることでメーカやお店がお金を返さなくて済むから(笑)。 昔の職場で聞いた話ではメールインリベートで実際にお金が戻る人は全購入者の約40% という話だった。 つまり、売る側からしてみると売るときに値下げして売るより、後からお金を返した方がもうかるというわけ。

確かにその通りで、思いつくだけでも下に挙げるだけのチェックポイントをのりこえないとメールインリベートは現金にならない。 しかもメーカはこのうち1つでもダメだった場合、ここが悪かったから再申請しろなどとは言ってはくれず、黙って何も送らないだけだ。

  1. 買ってから期限以内にメールインリベートの手続きを始めるか

  2. リベート申請用の書類、レシートが揃っているか(リベートの書類は言わないと貰えないこともある)

  3. 書類は正しく書けているか

  4. 製品のバーコードなど、一緒に送らなければいけないモノが揃っているか。 (バーコードは大抵、製品の箱から切りとったモノが必要な場合が多い。 こうすることで製品を返品できなくなるから)

  5. メールインリベートの小切手が送られてきたあと現金化するか (メールインリベートの小切手は、発行日から2,3ヶ月以内に使わないと無効になる)

逆にいえば、これらをクリアすればちゃんと小切手が送られてくると知っていたので、オレはアメリカに来てから積極的にメールインリベート製品に手を出してきた。

今まで20件ぐらい手続きして回収できなかったのは1件だけ。 この前もパソコン買ったあと、3箇所にメールインリベートの手続きをして $150, $150, $100 と合計$400を取り戻した(もう銀行で現金化済み)。

というわけで、アメリカならではのメールインリベート制度。 アメリカに住んでいる人はこのエントリを参考に挑戦してみてはいかがでしょうか?


小切手文化

なぜ日本で Paypal が流行らない?” でも少し触れたが、アメリカでは小切手というものが経済のなかで重要な位置を占めている。

一般の人が使うのは、パーソナルチェック(個人向けの小切手) と呼ばれるモノ。 銀行でチェッキングアカウントというのを作成するとチェックブックという小切手の束がもらえ(買え)るので、これに自分で受け取り人の名前、金額、自分のサインを書いたらお金の代わりとして使うことができる。

ただ、パーソナルチェックはあまり信用が高くない(偽の小切手を使われたり、不渡りが出る可能性が高い)ので、お店で買いものしたときなどの支払いは身元確認のために免許証(住所付きのID)の提示を求められたりとメンドウな場合が多い。 後ろに人が並んでいると顰蹙をかうことも。

しかし、家賃の支払い、公共料金の支払いなどは、いまだにチェックを使って支払うのが一般なので、アメリカに住みはじめたら、できるだけ早く手に入れなければいけないモノの一つだ。

そして、最初に迷うのが自分が小切手を受け取ったっとき、どうやって使うか。
受けとった小切手はEndorse (エンドース) という作業が必要になる。 簡単に言えば受けとった小切手の裏に自分のサインを書くこと。 オレの場合は、いったん自分の銀行口座に預けるので “For Deposit Only” と書いて、サインする。 サインだけをした場合、エンドースした後は誰でも現金化できてしまうらしい。 オレはやったことないけど、人に渡すときは “Pay to the order of XXXXX(渡す相手の名前)” と書いてサインをする。

とまぁ、チェックというのは慣れない人にはヘンテコな仕組みなのだが、このおかげでアメリカならではのあるサービスが発達してオレも恩恵を受けている。明日はそのお話。


Keen Eddie DVD に!

Law & Order – Crowded release date eases up just a bit with delay of 3 Law & Order releases
September 7th is a day that’s VERY crowded with TV-on-DVD releases, as we mentioned in our Will & Grace news yesterday. There are over 2 DOZEN titles scheduled for release on that day, many of them high-priced box sets. Among the shows that have been planned to hit stores on that particular day are Will & Grace, Alias, Columbo, Without A Trace, American Dreams, Magnum P.I., Everwood, Keen Eddie, Angel, The Twlight Zone (2002), Are You Being Served? Again!, and a pair of Doctor Who releases.
(昨日の Will & Grace のニュースにあったように、9/7 はTV番組のDVDリリース目当ての客で店は混みそうだ。 ほとんどが値段の高いボックスセットだが、24タイトルを越えるテレビ番組がこの日にリリースされる。 この日にリリース予定の作品は “Will &Grace”, “Alias”, “Columbo”, “Without A Trace”, “American Dreams”, “Magnum P.I.”, “Everwood”, “Keen Eddie“, “Angel”, “The Twlight Zone(2002)”, “Are You Being Served? Again!” と2つの “Doctor Who” がある。

臨時ニュースです。 このサイトで事あるごとに紹介しているドラマ Keen Eddie 。
とうとう DVDボックスが出るらしい。 うぅ。 苦節1年。 最初の放送は途中で打ち切られた番組がとうとうここまで来たかと感慨深くなってしまった。

まだ Amazon などではリストされていないようだが、9月が楽しみだ。