今年は酉年ということで日本では年賀状やカレンダーなどで酉の絵をいっぱい書いた人も多いと思うけど、この酉年といった概念はアメリカにもある。 というのも、十二支(Chinese animal zodiac)の概念は中国から来たためで、中国からの移民も多いアメリカでは彼らを中心に、他のアメリカ人にも認知されはじめているからだ。
さて、酉年は英語では “Year of the Rooster”。 Rooster というのはオンドリの意味。 “Year of the Cock” (Cock も同じくオンドリの意味がある) という場合もあるらしいが、大抵の場合は Rooster が使われる。
他の干支に関しても、”Year of the 動物の名前” というように使われる。
十二支は順に
子(ね) … Rat
丑(うし)… Ox
寅(とら)… Tiger
卯(う)… Rabbit
辰(たつ)…Dragon
巳(み)…Snake
午(うま)… Horse
未(ひつじ)… Sheep
申(さる)…Monkey
酉(とり)…Rooster/Cock
戌(いぬ)…Dog
亥(い)…Pig/Boar
となっている。 一つの言葉に複数の英単語が割当てられているのは、人々から伝わっていき広まったためはっきりと决まっていないところもあるようだ。
ちょっと気になるのが 亥を Pig と呼ぶところ。 猪の英訳がPigとなるのはヘンではないだろうか?
調べてみたら Wikipedia にあるように、いのししの漢字「亥」は中国では豚を意味する。 その英訳ということで pig になったというようだ。 十二支の順序を决める由来となった競争で、亥はノロマで一番遅かったことからも、亥=豚がオリジナルの意味で、それを尊重するなら Pig、 後に猪となったことを尊重するなら Boar となるようだ。
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