2007年にサマータイム延長、プチ2000年問題が予想される

Daylight-Saving Time Change May Cause Device Problems
An energy bill signed this week by President Bush will lengthen daylight-saving time by nearly a month, and some industry insiders worry that the change could spark smaller-scale Y2K-style problems in computers and electronics.
The bill, signed into law Monday, calls for daylight-saving time to begin three weeks earlier and end a week later, in a bid to conserve energy.
(今週、サマータイム (デイライトセービングタイム) が1ヶ月ほど延長され、業界の関係者がコンピュータや家電製品で2000年問題のような問題を心配するエネルギー法案がブッシュ大統領によってサインされた。
月曜日に法律となった法案は サマータイムを3週間前から開始し、1週間遅く終わることで省エネに役立てようというもの。)

日本ではうまくいかなかったサマータイム(英語ではデイライトセービングタイム、通称DSTと呼ばれる)が、アメリカでは2007年から延長されることが决まった。

当初は、開始と終了1ヶ月づつのトータル2ヶ月延長するというものだったはずだが、最終的には上に書いてあるように、開始を3週間、終了を1週間遅らせることに决まったようだ。これにより、これまで4月最初の日曜日から10月最後の日曜日までというサマータイムの期間が3月の2週目の日曜日から11月最初の日曜日までに変わることになる。

本当にエネルギー効果があるのかといった疑問はあるのだが、PC Magazine の記事は小さな2000年問題のようなトラブルを予想している。 というのも、アメリカで売られている時計付きの製品にはサマータイムを自動調整するようなプログラムが組込まれている。Windows や Mac OS X などはソフトウェアをアップデートすることで新しいサマータイムの時間に対応できるが、目覚し時計やビデオデッキはそういうわけにもいかないので、対応がないと時間がズレてしまうからだ。

ということは逆に、時計や家電製品の買い換え需要や、導入されたコンピュータシステムの調整が必要なことからシステムインテグレーターなどは仕事が期待できそう。 日本の人には関係ないだろうが、この1,2年でアメリカではちょっとした騒ぎがあるかもしれない。


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